この間の出雲の旅で、
すっごいすっごい文献見つけたぜぃ~と思ってた
こちら↓
絵図に表された製鉄・鍛冶の神像
「金屋子神話民俗館」
探しても探しても、無いのです・・・
無くしちゃったっぽい・・・
多分だと思うけど、宮崎駿さんてもののけ姫作るとき、
この文献めっちゃ使ってないかそんな気がして仕方がない・・・。
とりあえず送ってもらえるか確認してみよう・・・
個人的にすご~く注目したことのひとつがこちら。
日本書紀とか古事記とかに「たたら」の文字が入っている神様の名前が出てきます。
それが日本書紀に記されている
媛蹈鞴五十鈴媛命(ヒメタタライスズヒメ)や
古事記に記されている
「比売多多良伊須気余理比売」(ヒメタタライスケヨリヒメ)、
別名「富登多多良伊須岐比売」(ホトタタライスキヒメ)
いずれも女子です
注目すべきは
「富登多多良伊須岐比売」(ホトタタライスキヒメ)の「ホト」。
実は古事記でホトって「女陰」を指します。
古事記でもイザナミが火の神の子を産んだことで
ホトに大やけどをおって死んでしまうという下りでホトという言葉は使われています。
またホトは「蕃登」とも書くのですが「火処」「火門」とも書きます。
古事記ではなぜか出産と火はよく出てくるみたいなんですよね~
ここで話は和鋼博物館に戻ります。
和鋼博物館の展示物にはその場所の作業場ごとにネーミングプレートが付けられていました。
ふいごから空気を送り込むときに丁度1000℃にも達する炉とのつなぎ目を
ホド穴といい、砂鉄を溶かす炉のことも「火処」(ほど)といいます。
おやっそうなんですかい
たたらの神様はそろって「女神」、
鉄が生みだされる「炉」は女陰を表す「火処」(ほと)と同じ発音
出産→生み出す
たたらばは神聖なものを生み出す女性の子宮そのものとして
考えられていたのかもしれないなぁと改めて思ったわけです
まさか製鉄所が女性の体として考えられていたとは驚き