金子みすゞ 。 | 毎日は旅のごとし日記

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いわゆるアラフォー世代です。できれば毎日をほのぼの楽しく過ごしたいと思っております。

最近TVのCMはACのCMのオンパレードですね。

その中でキラリと光る

金子みすゞ の詩が引用されたCM



こだまでしょうか


  「遊ぼう」っていうと
  「遊ぼう」っていう。

  「ばか」っていうと
  「ばか」っていう。

  「もう遊ばない」っていうと
  「遊ばない」っていう。

  そうして、あとで
  さみしくなって、

  「ごめんね」っていうと
  「ごめんね」っていう。

  こだまでしょうか、
  いいえ、だれでも。



金子みすゞの感性は本当にすごいと思います。

結婚して娘が一人生まれるのですが、

夫との関係が悪くなり離婚。




親権を持つことができず

26歳という若さで服毒自殺で

この世を去ってしまったのです。




この人にしか、

絶対にこの人にしかこの詩は書けないビックリマーク

思う作品はたくさんあるのですが

個人的に私はこの詩が一番好きです。

金子みすゞを初めて知ったのもこの詩でした。




  蜂と神様

  蜂はお花のなかに、


  お花はお庭のなかに、


  お庭は土塀のなかに、


  土塀は町のなかに、


  町は日本のなかに、


  日本は世界のなかに、


  世界は神様のなかに、

  そうして、そうして、神様は。


  ちっちゃな蜂のなかに。




たまにこういう詩を読むと和みますね。