池波正太郎没後20年特別企画公演 【語り芝居】
鬼平犯科帳公演に行ってきました
今回初めてでした
語り芝居。
とても渋い公演です。
私は、とりあえず何でも見たくなるタイプですね
ライブ、芝居、ミュージカル、歌舞伎、バレエ、オペラ
クラシック、フラメンコ・・・
とにかくライブで見ると
やっぱりいろいろと感じることがあるんですよね
会場は六本木のメインストリートをちょっとはいったとこ。
ここのすごく近くでよくディスコで踊っていたけれど
一本筋を入るととっても静かな街なんですね
麻布区民センターホール
広すぎず、小さすぎず、気に入りました
年齢層は思ったとおり、
平均年齢は60以上って感じです。
そういうこともありとても落ち着いた雰囲気です
語りの名人、野間脩平さんと役者たちの舞台でした。
とにかくこの野間さんの語りが渋い
もともとフジテレビのアナウンサーさんで
「3時のあなた」等を担当されていました。
語りなのに音楽のように心地よく
語りが入ってくるのはとても不思議な体験です。
今回、初の試みとのことで
舞台の端で野間さんが語りながら
数人の着物を着た役者さんが
入れ替わり立ち代り登場人物として
語りの合間にせりふが入ります。
本来のお芝居のような大掛かりなものはないけれど
語りを聞きながらとてもイメージが膨らみました。
華やかな現代的な舞台もいいけれど
ミラーボールギラギラのディスコもいいけれど
たまにはこのような
江戸の粋をしみじみと味わえるような
語り芝居を楽しむのも渋くていいなぁと
思えた一日でした。
池波正太郎さんのとても細やかな描写が
素敵でしたよ。