来季11年目の長谷川勇也外野手(31)が14日、出場機会を制限されない「鋼のボディー」を目標に掲げた。2014年オフに右足首の手術を受けた影響もあり、122試合に出場した今季はスタメンが101試合どまり。13年以来の首位打者返り咲きを目指す来季に向け、患部の不安を解消し、スタメン出場を増やす考えだ。この日、契約交渉に臨み、3年契約の2年目となる来季は現状維持の2億円で更改した。
不安を抱えながら1年間戦い抜いた。今季は122試合に出場。昨季の30試合から大幅に増えたものの、「残した数字は納得でない部分が多い。試合数、打撃成績も」と契約更改を終えた長谷川勇が反省を口にした。2013年に首位打者と最多安打の2冠に輝いた巧打者が、打率2割7分1厘ではとうてい満足できない。右足首の状態を首脳陣から考慮された結果、先発は101試合にとどまった。2年ぶりの規定打席到達にもわずか1打席足りなかった。
来季、こうした心配は無用と先発で出続けるのには「鋼のボディー」を手に入れる他ない。来年1月は今年に続き中村晃、釜元と沖縄・宮古島で自主トレの予定。これまで午前9時からスタートだったトレーニングを1時間前倒して開始するという。「練習時間を早めることでケアに時間を充てたい」と意図を説明した。
既に11月初めから福岡市内の室内練習場を借り、打撃練習を行っている。「11、12月とトレーニングや技術練習もしているので1月は余裕を持ってできる」と早くも自信をのぞかせた。
2年前に手術を受けた右足首は、月日が流れるとともに回復傾向にあるようだ。「劇的に良くなるとは言えないが、昨年よりは良くなった。いい状態も続いたので、より改善する策を考えながら。誰からも心配されないようになることが目指すところでもある」と前を見据える。
一プレーヤーだけにとどまらない一年でもあった。選手会長の重責を担った。4月に熊本地震が起き、被災地支援などグラウンド外での職務も全うした。独走態勢から大逆転を食らってのV逸。「もっとコミュニケーションを取って、(選手同士で)向き合う時間をつくれば良かった」と後悔した。
「もう一度首位打者を取りたい。一番打った人になりたい」。プレーヤーとしての目標は2度目のリーディングヒッター。これを達成すれば、選手会長としての夢、日本一奪還も見える。 (小畑大悟)
去年の怪我の後遺症で打撃に影響が出たのか春先はサッパリでしたが
バッティング自体は徐々に良くなっていった感じはありました
ただ守備には就かず、定期的にスタメンも外れていましたし、足に不安があるのは間違いないですからね
鍛えてどうにかなるのであればオフの練習は非常に重要なものになりますが
それでまた古傷を痛めるという事になれば意味が無いですから難しいところですね