新打法手応えあり-。ソフトバンク松田宣浩内野手(26)が、3日連続弾だ。8日、中継ぎ左腕の三瀬幸司投手(33)が打撃投手を務めたフリー打撃で21スイング中3本の柵越え。前日、前々日に続き、投手陣の生きた球をすでに計6本スタンドインさせた。打撃の師匠である松中信彦外野手(36)の助言で、今季からステップ幅の小さい新打法に取り組む。新助っ人・李■浩(イ・ボムホ)内野手(28=ハンファ)と争うサード死守に燃える5年目スラッガーが、早くも全開モードだ。 「おかわり」の1球を、バックスクリーンにぶち込んだ。これが松田の今季にかける意気込みだ。三瀬が相手のフリー打撃。ラストの直球をファウルし、終了かと思いきや「もう1球お願いします」と先輩投手に懇願した。インコース低めの直球を鋭く振り抜いた打球は、この日3本目の柵越え。「いい感じで打てています」。真っ黒に日焼けした顔に、白い歯がこぼれた。 改造中の打撃フォームに手応えは増していく。6日から始まった投手陣が打撃投手を務めるフリー打撃で、すでに6発目の“アーチ”。まだ生きた球に慣れていない他打者を尻目に、首脳陣と観客の視線をくぎ付けにしている。この日も21スイング中、10本がヒット性の打球。「センター方向を意識しています」。この日の打球もほとんどセンター中心。さらに「センターにも大きい当たりが打てている」と、文句のつけようがない。 師匠のアドバイスが生きている。1月のグアム自主トレから、松中の助言でステップ幅の小さい新打法に取り組んでいる。必要以上に左足を大きく踏み出さず、軸足となる右足に重心を残す意識でスイング。安定感は確実に増した。さらに下半身強化に積極的に取り組んだことで、飛距離もアップした。師匠は右足リハビリで別メニュー中。「自分が引っ張るつもりでやります」。自覚が、自信の表れだ。 新外国人、李■浩とのポジション争いでも、キャンプ開始からここまで打撃、守備ともに大きく差を開けた格好だ。ライバルの李■浩は、3日間で柵越え0…。昨秋、李■浩の入団が決まった際には外野への挑戦も口にしていたが、12月には「自分のポジションはサード」と退路を断った。生き残るためには、結果を出すしかない。松田のバットが開幕を待ちわびている。 ※■は木へんに凡去年は2度の骨折で満足のいく結果ではなかったですし、今年にかける思いはあると思います
当たれば飛ぶという状態から、確実性を身につければ相手からも嫌がられるバッターになるでしょうね
ライバルのボムホが今のところサッパリという状態ですが
ボムホの調子が上がってくれば、松田もさらに意識が高くなると思いますし
ボムホにも頑張ってもらわないと・・・