公約掲げて、いざキャンプイン!! 福岡ソフトバンクの秋山幸二監督(47)が22日、宮崎春季キャンプを前に各コーチへ「2010年のマニフェスト」の提出を義務づけていたことを明かした。投打守の各部門で今季の目標数字をきめ細かく設定。例えば、走塁では本多と川崎の「50&50」を含むチーム150盗塁がノルマになった。選手の能力開発はもちろん、コーチに公約を課すことでチームのさらなる一体化を図り、最大の目標「優勝」に結実させる。 ■選手の意思統一図る キャンプインまで10日余り。選手の能力開発に意欲を見せる秋山監督がコーチ陣に「宿題」を課した。「目標の数字を設定して、全員でクリアしようということ。クリアできれば、いいところ(優勝)にいけるよ」。所用で訪れたヤフードームでニヤリと笑った。 美酒から6年遠ざかっているチームが目指すターゲットは決まっている。試合に勝つのは言うまでもない。ただ、より身近で具体的な数字を設けることで選手の意思統一を図っていく。そのための方策がコーチによる「公約」だった。 ■守失策数&投四球数 「守備なら失策数、投手だったら四球の数とかね。過去優勝したチームの数値なんかも参考にしたらいい」。秋山監督は説明した。さっそく、湯上谷内野守備走塁コーチはチーム盗塁数を「150個」に設定。達成への青写真も描いている。 川崎が61回(成功44個)、本多が53回(成功43個)だった昨季の企画数をそれぞれ70回に増やす。昨季の成功率を基にすれば川崎50個、本多が56個に到達。今季20個を課す長谷川と合わせて3人だけで昨季の総数(リーグトップの126個)となり、150個超えは現実味を帯びてくる。 「走塁技術の向上はもちろん大切だが、まず目標を明確につくった上でアプローチさせたい」。湯上谷コーチは“達成”へのイメージを膨らませる。明石、城所、松田ら走力のある選手にも個々に応じて走塁ノルマを与えていくという。 ■キャンプインまでに 先日の「監督・コーチ会議」では、出席した王会長が「コーチ陣が引っ張るくらいの意識を持とう」とハッパをかけたばかりだ。キャンプインまでには各コーチの「公約」が出そろう予定。威勢のいい数字が現実となれば、7年ぶりの歓喜もグッと近づいてくる。優勝チームと比べて、自分のチームに何が足りないのかを知るのは大切ですが
自分達のチームと他のチームでは、いる選手が違いますからね
どういうチームで、どういう戦い方をするか・・・
数字を追いかけるより、そっちの方が大事な気がします