福岡ソフトバンクが今月29日のドラフト会議で、日本文理大の古川秀一投手(22)=長崎・清峰高=を上位指名候補でリストアップしていることが13日、分かった。最速151キロの速球が魅力の快速左腕は、左の中継ぎが手薄なチーム事情もあり、即戦力候補。球団では1位指名候補として花巻東高の菊池雄星投手(18)を最上位ランクで高評価しているが、競合は必至だけに、地元九州が生んだ好サウスポーの獲得を目指す方針だ。 熱視線を送っているサウスポーは、菊池だけではない。約2週間後に迫ったドラフト会議に向け、秋山ホークスが密かに獲得を目指す即戦力左腕。上位指名候補に名を連ねていたのが、日本文理大の古川だ。生まれも育ちも九州の男に白羽の矢が立てられた。 身長は175センチと小柄ながら、最速151キロの真っすぐに加えてカーブ、スライダー、チェンジアップ、カットボールなど切れのある変化球も多彩。オリックスやロッテなど複数球団が上位指名候補に挙げているとみられ、注目度は高い。 古川をリストアップした背景にはチーム事情も大きく影響している。左投手は先発陣こそ、エース杉内、和田、大隣とそろっているが、救援陣は三瀬、森福、神内らを入れ替えながらやり繰りしている状態。左の中継ぎエースとして長く活躍し、このたび戦力外となった篠原の穴も来季は埋めなければいけない。 「左のリリーフも補強ポイントの一つ」と球団関係者は明言。クライマックスシリーズ(CS)第1ステージ出場で日本一になるチャンスは残されているが、レギュラーシーズンは3位。来季7年ぶりとなるリーグ優勝を目指すためにも、今オフの補強を含めた救援陣の整備は欠かせない。 清峰高時代は3年夏の甲子園に出場し、16強進出。大学では先発とリリーフの「二刀流」で活躍しており、その点でもホークスの補強ポイントに合致する。9日の九州地区選手権決勝では別府大を相手に延長13回を被安打4の16奪三振で完封。189球の力投でタフネスぶりも見せつけた。 ホークスでは1位指名候補として、怪物左腕の菊池を最上位でランク付けしている。ただ、競合必至な菊池が米球界挑戦も視野に入れていることから、その動向でドラフト戦線は大きく変わってくる。今は他球団の動きも見極めながら、方針を練っている段階だ。 昨季までチームを率い、2度の日本一と3度のリーグ優勝に導いた王貞治会長は「野球は投手」と常々口にしてきた。この持論は秋山監督にも受け継がれており、救援陣の再建が就任1年目で最後まで優勝争いに加わった原動力になった。今を戦いながら明日も見据える「秋山野球」は、投手力を最重視。ホークスのドラフト戦略から目が離せなくなってきた。ここ数年悩まされている左の中継ぎ候補です
先発も中継ぎも出来る投手で、球種も多く三振も取れます
今年は力で押すピッチングから、やや打たせて取るピッチングに移行してますが
それでも魅力十分の投手です
攝津・ファルケンボーグ・馬原と方程式が出来ましたが、まだまだ中継ぎは不安ですからね
といっても、今年は菊池次第でどの球団も大きくドラフト戦略が変わりそうなので
今年は全く読めないドラフトになりそうですね