■150日ぶりマウンド 小雨交じりのマウンドで不安と腕を振り切った。150日ぶりの登板となった新垣の初球だった。この日最速となる149キロの直球が復活へうなりを上げた。「ブルペンのようにはいかなかったけど、打者に投げられて良かった」。61球の“復活劇”を振り返った。 奪三振ショーで帰ってきた。初回、連打で無死一、三塁のピンチ。そこから堂上剛、堂上直ともにスライダーで空振り三振に切った。3回も四球と失策で1死一、二塁。こちらは井上、中村公を直球で2者連続の空振り三振で締めた。「三振を取りにいきたいところで取れて良かった」と5奪三振に手応え十分だった。 それでも、まだ初めの一歩を刻んだにすぎない。「真っすぐのスピードはまだ出ると思う。変化球に関しても精度は上げられる」ときっぱり。初回には直球を狙われ4安打で1点を失った。 午後0時半からの新垣の登板に合わせ、夜にはヤフードームでのオープン戦を控える高山投手コーチも駆けつけた。バックネット裏の本部室から熱視線。「この時期にこれだけ腕を振れたら十分だし、ひじに不安はない。2年前の(良い時の)フォームに戻っているし安心しました。今日の内容を見れば開幕は間に合うと思う」。報告はすぐに秋山監督にも届いた。「順調、順調。順調が一番」と朗報に指揮官も笑みを浮かべた。 ■18日のOP戦照準 次回は11日の2軍教育リーグ・阪神戦(鳴尾浜)に決定。先発で80球以上をメドにマウンドに上がる。斉藤2軍投手コーチは「(11日の登板を)クリアした時点でこっちにいる必要はなくなる」と、阪神戦後の昇格を示唆。1軍が関東遠征から戻る16日にも1軍合流の見込み。早ければ中6日で18日のロッテ戦(ヤフー)でオープン戦初登板となりそうだ。開幕まで残り1カ月をきっての実戦復帰。4・3まで残された日数は多くない。「今回は感覚を試したけどテストは終わった。次からは全力でゲームをつくりたい」。一つの山を越えたナギサが新たなステップに進む。B組でしっかり調整していたのが功を奏したのか、手術明けですがここまで順調です
これから数試合で玉数も増やしていって、本番という形になるでしょうね
大隣はやや遅れ気味で開幕は微妙で、岩崎も2軍に落とされました
和田・杉内・ホールトンは当確で、結果を残しているローに巽・大場と新垣が
残りの3枠を争う事になりそうですが、誰が出てくるのか楽しみですね