助っ人先発ローテ争いで一歩も二歩も抜け出した! キャメロン・ロー投手(27)が26日、紅白戦に先発し3回を無安打零封の完ぺきな投球を見せた。内野ゴロは7つと打たせて取る中身の濃い投球内容に、昨年覇者の西武007も要チェックマーク。一方、先発で投げ合ったジャスティン・ジャマーノ投手(28)は3回途中で8安打10失点の大乱調だった。先発候補の2人が2度目の実戦登板で明暗を分けた。 201センチの長身から1球1球丁寧に投げ込んだ。新外国人のローが2度目の紅白戦マウンドで巧みな投球を見せ予定の3回を無安打無失点。「低めに投げられたのが収穫。チェンジアップでストライクも取れた」。三振はゼロだったが、カーブ、チェンジアップを低めに集め、打たせて取った。 粘られても切れることはなかった。2回の先頭は主砲の小久保。カウント1-1からファウルで粘られ、フルカウントに持ち込まれたが、10球目で遊ゴロに仕留めた。小久保以外の8人は4球以内と抜群の内容。21日の紅白戦では田上に一発を浴びるなど2回2安打1失点で不満が残った。「日本の打者はバットに当ててくる。本塁打は少ないけれど三振も少なくて単打や二塁打を狙ってくる」。日本野球に適応し、先発ローテ入りを猛アピールだ。 先発候補として期待する首脳陣はひと安心だ。高山投手コーチは「角度もあるし、長身からよくコントロールしていた。持ち味を出していたね」と高く評価した。B組調整中の新垣をはじめ巽、大場、岩崎らの若手、加えてジャマーノ、ホールトンら右の先発3枠争いは激戦だが、不安要素も多い。中継ぎと右の先発をキャンプの強化ポイントに掲げた中で、技巧派右腕がリードを奪った格好だ。 西武の根本スコアラーも警戒を強めた。「内外角に投げ分ける直球が微妙に変化している。緩急もうまく使ってくる印象。オープン戦でもどんどん投げるだろうし、チェックしたい」と徹底マークを宣言した。 もっとも本人はより高いレベルを目指している。3回に先頭打者に四球を与え、けん制悪送球で二塁に進まれた場面を反省し「今日一番悔しいところ」。この日は控え気味だったカットボールも「練習で精度を高めて使っていきたい」とさらなる上積みを宣言した。 米国では2メートル超のニシキヘビをペットにし、立ち技最強の「ムエタイ」戦士とグラウンド外での話題で注目を集めてきた異色助っ人が、マウンドで実力を証明した。日本で活躍出来る選手に共通して言える事は日本野球への適応力です
自分のスタイルにこだわるのも良いですが、プロとして結果は残さなければいけません
初登板で日本の野球を理解したローは修正をして結果を残しました
後はこれを続けていけば、先発ローテーの柱にもなれるでしょうね
先発候補の数はいますが、不確定な部分が多いのでローにも頑張ってもらいましょう