■斉藤が“相談” ポスト城島づくりに、来季こそピリオドを打つ。秋山ホークスが抱える最大の懸案解消へ、エースの斉藤と主砲の松中が立ち上がった。ナイン主導のV奪還プロジェクト。その第1弾が、来季の正捕手候補筆頭に挙げられている高谷のグアム自主トレ参加だ。 先日、食事をともにした斉藤と松中の“会談”が発端だった。「実は高谷のことで相談があるんですが…」。選手会長でもある斉藤が話を切り出した。今季、捕手陣で最多の62試合に出場。秋山監督からも「送球面でいいものを見せた」と正捕手の一番手に指名されている。ただ、打率は・180。打撃力アップは急務だ。 「僕も高谷が一人前にならないといけないと思う。そのためには体も打撃も、もっと鍛えないといけない」。斉藤からの相談に松中が乗る形で、松中が行うグアム自主トレ参加の話が浮上。一方、母校の白鴎大での自主トレを計画していた高谷も、斉藤の勧めに心を動かされた。「あれだけ実績を残されている方。打撃面だけではなく、打者心理も聞きたい」。松中に入門を願い出て、快諾された。 日本を代表する捕手だった城島(マリナーズ)が2006年に海を渡ってから、「扇の要」は緩んだままだ。一向に決まらないポスト城島。それでも、球団はFAやトレードによる今オフの捕手補強を見送った。チームトップの盗塁阻止率・344をマークした高谷の守りを高く評価。打撃を鍛えることで正捕手に育てようという方針が背景にある。 ■「覚悟をしろ」 「あとはバッティングをもう少しね。リードもそうだが、打つ方でもある程度やってもらわないと」。秋山監督は高谷の課題を明確に指摘。現場トップの思いを斉藤と松中が肌で感じ取り、今回のグアム自主トレという形で実現させた。「ありがたいお話だし、来年はやらないといけないという気持ちが一段と強くなった」。高谷も思わず背筋を伸ばした。 秋山監督の胴上げを誓い、来季のテーマを「完遂」に定めたばかりの松中は、高谷にこう“予告”した。「ケガをしたらすぐに日本へ帰す。ハードに鍛えるから、覚悟を持って来てほしい」。質量ともに、泣く子も黙るハードトレ。投打の大黒柱が吹かせた追い風に乗って、27歳の門下生が今度こそ第2の城島になる。盗塁阻止という点では及第点を与えられるかもしれませんが、それ以外が・・・
リード面も後半は首をひねる回数が増えました
得点力が低いので大胆に攻める事が出来なかったのかもしれませんが
それなら、その打力も向上してしてもらわないといけません
育成の2人は打力が売りなので、打てないと足元をすくわれるかもしれません
松中道場で鍛えて、扇の要のなって欲しいですね