不動の二塁手に成長した本多雄一内野手(24)が14日、将来の米メジャー移籍希望を明言した。地元の福岡県大野城市であった野球教室で小学生の質問に答えたもので、海外フリーエージェント(FA)権は順当なら2015年オフに取得可能。7年後の“Xデー”へ向けて、プロ4年目の来季は自身初の盗塁王獲得を誓った。

■質問に「回答」…

 率直な回答が、飾らない本多の人柄を表していた。故郷の大野城市で開かれた野球教室終了後のふれ合いコーナー。小学生球児に自分の将来を質問されると、不動のリードオフマンは迷いのない口調で言い切った。

 「将来的にメジャーにいきたい思いがあります」。本多が視野に入れるのは、あくまでFAによるメジャー挑戦。海外FA権は順当なら7年後の2015年オフに取得可能で、この日も「自分はまだ(プロ)3年目ですから。順調にいけば、ですね」と強調した。

 野球人として、メジャーへのあこがれを心に抱く。「野球をやっている以上は、メジャーという思いはある。まずは国内でしっかりやることですけど、上を目指すのは大事ですから」。高いレベルのプレーを目指すのは自明の理だった。

 今季もメジャーの試合はテレビ観戦。「どうしても足が速い選手に目がいきますね」。注目するのはソリアーノ(カブス)やクロフォード(レイズ)など俊足選手。日本人選手が高く評価される足や守備を、磨き上げるプランも描いている。

■片岡超えに方策

 今季はリーグ3位の29盗塁ながら、西武片岡の50盗塁には水をあけられた。「その数字を超えないと、トップにはなれない」。今季は42度の盗塁企図で、成功率は6割9分。来季は「成功率を8割から9割」まで上げて初のタイトルを狙う。

 成功率が著しく落ちた後半戦に、失敗の原因を追及。「一歩目がしっくりこなかった。疲れで股(こ)関節が使えず、体が浮いてしまった」。今オフは股関節の強化などにも着手。「一歩目さえうまくいけば、成功できる自信はある」と言い切る。

 先輩の井口(前フィリーズ)、松井(アストロズ)も、足や守備でメジャーの高い評価を勝ち取った。「日本の方がクイックやけん制はうまいと思いますよ」。夢が現実になるその日まで、日本で貪欲(どんよく)に技術を磨き上げる。 
FAは選手の権利なので、行きたいと言われればそれまでですが
怪我無く、1軍登録され続ければあと7年です
それまで成長して、ホークスの勝利に貢献して欲しいですね
ちなみに、今のレベルではどれも通用しないと思います(汗)
あ、足の速さぐらいですかね・・・盗塁もダメでしょうね