■23日交渉予定 福岡ソフトバンクの川崎宗則内野手(27)が30日、来季も引き続き単年契約で臨む考えを明かした。球団は今オフ従来の方針を転換し、主力選手との契約では本人の希望もふまえて複数年を解禁する方向。順調なら2010年中に国内フリーエージェント(FA)権を取得する川崎も引き留めの対象とみられるが、川崎は「僕にもいろいろ思うところがある」と“固辞”を示唆。海外FA権を取得する3年後のメジャー移籍も視野に入れたうえで「単年勝負」を継続するとみられる。 (金額は推定) ■11年海外FA権 視線の先にはやはりメジャーがあるのかもしれない。今オフ、球団から複数年契約を打診される可能性のある川崎が、やんわりと固辞する姿勢を示した。この日、福岡県苅田町での少年野球教室に参加後、あらためて「1年勝負」を基本線とする考えを口にした。 「これまでもそれ(1年契約)しか考えたことがないし、それしかないものと思っています。複数年? 球団がそう考えているのであれば、話を聞いて考えてみたいと思う。ただ、僕にもいろいろ思うところはありますから。基本的には今まで通りにしたい」 球団は今オフ、一部の主力を除いて認めなかった複数年契約を解禁する方針。ここ数年でFA権を取得、または取得見込みの選手が増えたことが背景にあるとみられ、川崎も順調なら2010年中に国内、翌11年には海外FA権を取得する。引き留めを図る球団は今オフにも複数年を打診することが予想されるが、川崎も簡単には受け入れるつもりはない。 時代の流れもあり、メジャー願望は珍しいことではなくなった。はっきり口にしたことこそないものの、川崎も「自分の成績に満足したことは一度もない。辞めるまで満足することはない」と話すなど、より高いレベルを求めて海を渡ることも予想される。「いろいろ思うところはある」との言い回しの裏側には、こうした将来的な選択肢があると言えそうだ。 ■複数年なら2億 川崎はこれまでも1年勝負のスタンスを貫いてきた。「複数年を打診されたことはない」としたうえで、前監督だった王最高顧問の「われわれは1年、1年が勝負」との考えに沿って、プロ入りから単年契約を結んできた。今季年俸は1億5000万円。複数年なら大台2億円も視野に入ってくるが、スタンスを崩すことはない。 今年はチームトップの打率・321をマークした一方で、左足第2中足骨の疲労骨折で北京五輪から帰国後に離脱。焦点の「公傷」扱いについても「公傷かどうかは球団が決めること。僕の方からあれこれ言うことではない」として、マイナス部分は甘んじて受け入れるつもりだ。交渉予定は12月23日。「3年後」をも意識しながら、日本を代表する遊撃手の交渉に注目が集まる。以前からメジャーに興味があるようなことは言っていたので仕方無いでしょうね
球団としてもファンとしてもホークスに残ってもらいたい気持ちは大きいでしょうが
選手の権利でもありますし、上を目指したい人にはメジャーで勝負したいでしょうね
選手の権利を認めながらも、選手の流出を防ぐように
魅力あるリーグにしなければならないと思います