新外国人はミッチェル級!? 王貞治最高顧問(68)が17日、外国人野手の「大砲2門」プランを明かした。「補強の最大のポイントは長打を打てる野手。できれば2人だね」。退任あいさつに訪れた高知市で、外国人補強計画を口にした。

 チーム本塁打が99本に終わった今季、外国人野手は3本のレストビッチ(退団)のみ。王最高顧問も「昔(2001年は)203本打ったが、今季は半分だから」と嘆く。秋山監督にチームを引き継ぐ来季は、破壊力復活は最重要課題だ。

 王最高顧問からは仰天の名前も飛び出した。「ボクの1年目はミッチェルだった。バリバリの現役メジャーで、西武との開幕戦で満塁本塁打を打ったからね」。1995年に来日したケビン・ミッチェルを例に、強打者補強の必要性を力説した。

 ミッチェルは、ジャイアンツ時代の89年に本塁打と打点の2冠王に輝いた超大物助っ人。王最高顧問が「最終的にはいなかった」と振り返るように、95年のシーズン途中で退団したが、その実力は本物。ミッチェル級の大砲が2門となれば、破壊力は飛躍的に増す。

 「今年は大砲が少なかった。その分だけはしっかり戦力を整えてバトンタッチしたい」。王最高顧問は自身のホークス1年目をだぶらせた。チーム本塁打の目標は、最低でも試合数と同じ144本。「それぐらいは目指さないとね」。王ルートも活用して、最強助っ人の獲得を狙う。
ソフトバンクが、来季の新外国人候補に大リーグ通算105本塁打の長距離砲で、レイズからFAとなったエリク・ヒンスキー外野手(31)の獲得に動いていることが17日、分かった。ソフトバンクの竹内COOは「王最高顧問の考えでリストアップしたFA選手ともコンタクトを取ろうと思っている」と発言。13日に王最高顧問、竹内COO、角田球団代表の3者で行った編成会議で、大砲候補の外野手、投手をリストアップ。ヒンスキーの名前が浮上した。

 ヒンスキーはブルージェイズ時代の02年に新人王に輝いた。07年にはレッドソックスの一員として世界一に貢献し、今季は移籍1年目のレイズで6年ぶりに20本塁打を記録。2年連続でワールドシリーズにも出場し、第4戦では代打で中越えソロを放つなど勝負強さも兼ね備えている。レイズは外野のレギュラーが確定しており、出場機会を求めて今オフFAとなった。14日(日本時間15日)から全球団の交渉も解禁された。

 何より07年レッドソックスでは松坂、岡島、今季は岩村とともにプレー。「日本選手の練習に取り組む姿勢には頭が下がる」と話すなど、日本選手とのコミュニケーションも密にしてきた。今季年俸も80万ドル(約7760万円)と“格安”で、資金面にも問題はない。

 「リストアップした中から数人は年内に契約をまとめたい」と竹内COO。レイズでは最下位からリーグ優勝を経験した大砲が、今季最下位のソフトバンクの救世主となるかもしれない。

 ◆エリク・ヒンスキー 1977年8月5日、米ウィスコンシン州生まれの31歳。アーカンソー大から98年ドラフト17巡目でカブスに入団。02年ブルージェイズでメジャーデビューを果たし、151試合で打率・279、24本塁打、84打点でア・リーグ新人王。06年途中にレッドソックス、08年からレイズ。今季は02年以来の20本塁打を記録し、ワールドシリーズ第4戦で代打本塁打。1メートル88、107キロ。右投げ左打ち。
ミッチェル級が二人もいれば大きな戦力になりますが
途中で帰ってしまったら意味がないですからね(笑)
そんな中で新たにヒンスキーという具体的な名前が出ました
まだ交渉もしていない状態ですが、どうなるんでしょうか!?
松中・小久保をDHとしてではなく守備に就かすみたいですし
守れない外国人の獲得の可能性も出てきました
獲得発表にはもう少し時間がかかるかもしれませんね