新生ホークスの一番星だ。秋山新監督が視察に訪れた13日のフェニックス・リーグ巨人戦(サンマリン宮崎)で高卒ルーキーの中村晃外野手(18)が右翼席への特大の3ランを含む2安打5打点と大爆発した。「良く飛んだね」と秋山新監督をうならせ、アピールに成功。2軍首脳陣も秋季キャンプのA組入りを示唆した。試合は先発の高橋徹投手(21)が16安打9失点と打ち込まれ、8-9で敗れた。 ボールも、新監督の熱視線も逃さなかった。5点のリードを許した直後の2回だ。1死一、二塁から初球の141キロを中村がたたいた。快音とともに打球は放物線を描いて右翼席中段に飛び込む。「(秋山監督に)少しはいいところを見せようと思っていました。最高です」。ウエスタン・リーグで本塁打ゼロに終わった高校通算60発男の“プロ第1号”は最高のアピール弾となった。 「良く飛んだね。結果は大事だからね。長所は伸ばしてあげないと」。ネット裏の部屋で見つめた秋山監督も目を細めた。試合前のフリー打撃から、秋山監督は中村にくぎ付け。快音を連発する小柄な左打者に「ほー、いいね」を連発した。好印象を残したままの第1打席で“念押し”の一撃だ。 しかも、この一発だけではない。おいしいところはすべてかっさらった。4回の第2打席は低めのフォークをすくい上げ、左中間への技ありの適時二塁打。5回は同点に追いつき、なおも1死三塁の勝ち越し機に、きっちり右犠飛を上げた。秋山監督の球場滞在中、5打点の荒稼ぎだ。 前日の3打数2安打に、この日は2安打で5打点。鳥越2軍監督は「1日、2日ではまだまだ。でも、取り組む姿勢も変わってきた。このまま結果を出せばA組のチャンスはある」とうなずく。宮崎と福岡に分かれて行う今秋のキャンプ。A組への推薦を示唆した。 前日の五十嵐外野守備走塁コーチからの「ポイントをもっと前に」というアドバイスをすぐさま実践し、「真っすぐをしっかりとらえる」という今リーグでの課題もクリア。それでも、本人に安心した様子はない。「最高のアピールになりました。でも、気を緩めずにぜひ1軍に行きたい」。スポンジのような吸収力を持つ若鷹。そのアピールはまだまだ続く。ルーキー中村には期待している部分がありました
ウエスタンの試合を見に行った時も意識してみていたのですが
試合でも結果を残せず、「まだまだ」という印象がありました
そんな中でも結果を出すあたりは持ってる力なのでしょうか・・・
たった2日、結果を出しただけでは意味がないので
これを続けていてるように頑張って欲しいですね