秋山改革第1弾、分離キャンプ断行! 福岡ソフトバンクの秋山幸二監督(46)が12日、就任後初の秋季キャンプを1、2軍分離して行うことを明かした。1軍にあたるA組を宮崎、2軍にあたるB組を福岡居残りで行うもので、キャンプ地が宮崎となって5年目で初の試み。秋山監督は「選手に競争意識を高く持ってほしい」と就任早々の改革の狙いを説明した。 ■敷地内に隣接 逆効果の声も 秋山流改革のアクションが、早くも秋に始まる。角田代表と福岡から空路宮崎入りし、2軍首脳陣と会合を兼ね組閣後初の夕食会。「飯を食うだけ。『あらためて』と言っても皆知っている」と笑った秋山監督だが、前日11日に行われた初の監督・コーチ会議で確認した重要事項を伝達していた。「(A、B組は)同じ場所でやらないよ」。ソフトバンク初となるキャンプの分離開催だ。 12年ぶり最下位に終わった低迷を踏まえ臨む秋。新監督は「格差はつけないといけない。選手に競争意識を高く持ってほしい」と分離の意義を語った。宮崎でキャンプを張るのはA組だけで、B組は福岡に居残り雁の巣球場を拠点に練習。開幕を控えた春こそ宮崎に顔をそろえる予定だが、秋は分離に踏み切った。 宮崎市・生目の杜運動公園にキャンプ地が移ったのはダイエー時代の2003年秋。地元九州という地域性、温暖な気候に、スポーツキャンプ誘致に積極的だった宮崎市の施設整備が決め手だった。メーンとサブの球場が同じ敷地内で隣接しており、王前監督がA、B組を往復したのはおなじみの光景。ただ近年は球団内に「同じ場所でかえって選手の危機感が薄れているのでは」という声があったのも事実だ。 宮崎以前の高知キャンプでもA、B組の球場は離れていたが、車なら30分ほどで移動可能だった。完全分離は王ホークス1年目の1995年春にA組が豪州、B組が高知で行って以来となる。キャンプ中の選手入れ替えについて秋山監督は「ないことはない」と言ったが、従来のように頻繁に行える環境ではない。体力強化、技術向上のテーマは共通でも「B組は任せる」と指導は2軍首脳陣に一任するという。 またA、B組とも秋季キャンプを通じて実戦は行わず、練習に特化して個々の能力アップを図る方針。「密度の濃い練習をしてほしい」と一貫した体制下で継続する“分離効果”も期待した。 きょう13日はフェニックスリーグ参戦中の選手と就任後初めて顔を合わせ、サンマリン宮崎での巨人戦を視察。試合終了を待たず夕刻には再び空路帰福し、月末からの秋季キャンプに向けメンバー選考、日程調整を進める。改革を推進する46歳の行動派監督から目が離せない。見る側としては残念ですが、本来ファンの為にあるものではないですし仕方無いですね
この決断がプラスになればいいですね!