今年一番の笑顔から“残留アピール”が飛び出した。帰国準備のため帰福するガトームソンは、球場出口で報道陣の方へ向き直った。「メイビー ネクストイヤー。アイ ホープ! (たぶん、また来年。そう願ってる)」。節目のホークス40試合目で、移籍後初の9回完投勝利。約2カ月半ぶりの白星で今季を締めくくった。 5点リードをもらった初回。先頭中村を歩かせた不穏な空気は、主軸からの連続奪三振で消した。3回には内野ゴロの間に、9回2死からは山崎武に被弾して1点ずつ失ったが、連打はなし。「打線のおかげで気分的にも楽に投げられた」。ヤクルト時代の2006年5月、交流戦初のノーヒッターとなった時の相手を抑え込んだ。 移籍2年目。マウンドでいら立つ姿も目立ったが、普段は温厚で人情味あふれる男だ。試合前の投球練習中に右脚内転筋を痛め、登板回避した7月末。試合後、緊急先発した高橋秀に通訳を介さず「ゴメン」と謝りに行ったこともあった。 昨季は発毛剤によるドーピング違反で出場停止処分を受け、右肩痛で閉幕。今季は開幕直後、馬原の代役抑えとして試されもした。チームは記録的惨敗、そして王監督退任。「大変なことがたくさんあり、厳しいシーズンだった。何とか連敗を止めたかった」。5勝7敗。責任は感じていた。 王監督からは「今日の投球を忘れるなよ」と言葉をかけられたという。「監督の下でやれたのは光栄。球団から来年の話はまだないが、ホークスでやりたいと願っている」。退団が基本線だったが、本人は逆襲の09年を福岡で送る気満々で、きょう29日に帰国する。ここ数年、打線の援護無く投手陣は苦しい投球を続けていたと思います
昨日みたいなピッチングを毎回してくれとは言いませんが
援護があれば安定した投球が出来るんだと思わせる内容でした
ある程度、日本での実績もある投手ですから、チームの雰囲気が変われば
優良外国人に戻る可能性もあるかもしれませんね!?