2軍調整中の新垣渚投手(28)が、13日からのロッテ3連戦(千葉マリン)で復帰先発することが確実になった。5日、ウエスタン・リーグのサーパス戦(北神戸)に先発。課題のスライダーにも切れが戻り、7回を3安打1失点。報告を受けた王監督も約2カ月ぶりの1軍昇格を明言した。 確かな感触を手に復活マウンドに上る。酷暑の中での最終テストを終えた新垣が、自信を持って言い切った。「一番の課題だったスライダーは克服できたと思う」。7回を3安打1失点。直球の最速も150キロをマークし、約2カ月ぶりの1軍昇格が内定した。 6三振中、5三振は切れ味が戻ったスライダーで奪った。宝刀の再生を1軍昇格の条件に挙げていた王監督も「良かったようだね。(8、9日の)五輪壮行試合の後には上に来ます」と明言。9連戦の最初のカードとなる13日からのロッテ3連戦での先発が有力だ。 痛い暴投も許容範囲だった。7回2死一、三塁で、辻へのスライダーを引っかけた。本塁の手前でワンバウンドする暴投で1失点。しかし、杉本投手コーチが「修正が利かない」と頭を抱えていたのは、高めへすっぽ抜けるスライダー。今回のとは違うだけに、杉本コーチも「それぐらい思い切って投げた方がいい」と問題視しなかった。 本来は6日のサーパスとの練習試合で登板予定だったが、首脳陣はルーキー岩崎と登板順を入れ替えた。これも万全の登板間隔で1軍マウンドに上るためだ。杉内と和田が不在の8月は、今季未勝利の右腕の奮起が不可欠。「五輪組が抜けた分、自分が頑張らないといけない」。元祖「3本柱」の自覚もようやく戻ってきた。昨日は今年見た中で一番の内容でした
7回を3安打、暴投による1失点と数字だけを見ると上々ですが
多少、制球難が目に付きました
左足を上げた際に体が前後左右に微妙に動いていました
後半には修正出来ていたように思いますが、やっぱり上下のバランスが課題でしょうね
それでも、今の投手事情からすれば新垣に期待する部分は大きいですし頑張ってもらいましょう