ついに守護神が帰ってくる。右肩炎症で2軍調整が続いた馬原孝浩投手(26)がきょう23日、1軍に合流する。22日はウエスタン・リーグ広島戦(由宇)で1回1安打無失点。最速149キロをマークし1軍復帰にGOサインが出た。チームは前夜に続いてリリーフ陣が打ち込まれる失態。守護神合流と時を同じくして、高校生1巡目ルーキー岩崎翔投手(18)も先発する。試練の夏場へ誰もが待ちわびた期待の2人が本拠地にいよいよ姿を見せる。 ■肩に問題なし 灼熱(しゃくねつ)のマウンドで13球の総仕上げを行った。不安はもうどこにも感じられない。馬原は右腕を思いきり振った。「肩にはまったく問題ありません」。先頭の代打吉田は1球で中飛、続く末永も一ゴロで簡単に料理した。代打尾形に中前打を許したが、代打中東を三邪飛で仕留めると、グラブをポンとたたいた。「最初のころより良くなってきているよ」。6度目の調整登板を終えた右腕に1軍切符が届いた。 昨季は54試合に登板、2勝38セーブをマークし絶対的な守護神として君臨した。「いつも最高の状態なわけではない。上に行ったら悪いなりにも抑えていかなければならない」。いかなる時も結果を求められるクローザー。1軍合流の意味するところを誰よりも理解している。 これで2軍戦6試合に登板し、6イニング6安打2失点。2被弾を許したが、「体のバランスや機能を取り戻してきた。準備はできたよ」と手応えを感じている。杉本投手コーチも「本人の感覚に任せてある。予定通り上げようと思う」とGOサインを送った。 勝負の8、9月に向けてかけがえのない守護神の復帰だ。馬原不在で突入した今シーズン。夏場に差しかかっても救援陣の整備はままならない。21日は7点リードしながら9回に中継ぎ陣が炎上し、冷や汗勝利。この日も1点差に詰めた直後の8回に失点と苦しい台所事情が続いている。 23日の練習に参加し状態を最終確認する。「登録については肩とボールを見て、試合で投げられるか確認してから」と杉本コーチ。25日からのブルペン待機が見込まれ、クローザーではなく中継ぎでの起用が濃厚だ。 3月12日の登板回避以来、復帰への階段を一段ずつ上った守護神。けがとの戦いを終え、本当の戦いがこれから始まる。「環境が変わってアドレナリンも出るだろうね」。タカ党が集う本拠地のマウンドは間もなくだ。今日から合流しました
いよいよ復帰となりますが、フル回転させる訳にもいかないですからね
打線の援護が欲しいですね
今日も中継ぎが・・・