8月戦線のキーマンに18歳右腕が急浮上だ。高校生ドラフト1巡目ルーキー、岩崎翔投手(18=市船橋)が、23日のオリックス戦(ヤフードーム)で先発としてプロデビューすることが17日、明らかになった。杉内、和田の2本柱が北京五輪代表に選出され、8月は先発の絶対的な頭数が不足することが決定。高卒1年目ながら2軍で高評価を獲得した右腕が「ローテ候補」として本拠地のマウンドに上がる。

■1人足らず

 18歳右腕が、切迫した先発陣の「救世主」となる。新垣、大場が不振で2軍落ちし、8月には杉内、和田も五輪で抜けることが決定。絶対的な頭数が不足するローテ候補として、ルーキー岩崎の名前が挙がっていることが明らかになった。

 内定しているデビュー戦は、本拠地ヤフードームで行われる23日のオリックス戦だ。7月の2週目から先発は5人で回しているが、来週は6試合が組まれており1人足りない。首脳陣はこの谷間の先発に、岩崎を投入することを決めた。

■体力もOK

 2軍では9試合で3勝2敗、防御率2・08。体力的に未熟な部分も考慮し、中10日から2週間の間隔で登板を続けてきたが、5月以降はローテの一員として6試合に先発した。7回を投げたのが2度、100球超えも1度あり、1軍にGOサインが出たとみられる。

 この日、ガトームソンが右内転筋痛で出場選手登録を抹消された。先発事情がただでさえ苦しい中で痛手となったが、岩崎の先発はその前から決まっていたようだ。高校時代に151キロを記録した直球の威力に加え、変化球でストライクがとれることでも高い評価を獲得。前回登板の13日から中9日で、晴れ舞台に上がることになった。

 杉内、和田が抜ける8月の戦いについて、王監督は「若い人にはチャンスなんだから。このチャンスを逃したら次はないくらいの気持ちで、頑張ってほしい」と期待。岩崎の名前は明かさなかったが、デビュー戦の結果次第では8月戦線でローテ入りする可能性も十分にある。

■寺原以来

 高卒1年目での先発デビューは、ホークスでは2002年の寺原(現横浜)以来。王監督は2月のキャンプで「きちんと出てきてくれれば、チームの宝から球界の宝になる」と、じっくり育成する方針を示していたが、実力で早期の1軍切符を勝ち取った。すでに5勝を挙げたロッテ唐川とは同じ千葉の高校で戦ったライバル。18歳が、大きな期待を背負って本拠地のマウンドに上がる。
安易な気持ちで岩崎を一軍で!なんて事は言ってましたが
まさか本当に上がってくるとは・・・
岩崎が結果を残してるのはわかりますが、それだけ台所事情が苦しいって事ですね
いきなり結果の残せるか分かりませんが、将来を期待させてくれるピッチングを期待しましょう!
ちなみに23日は最後の出勤日なので、試合が見れるかどうか・・・