“オレ流”で打撃開花だ-。打撃フォーム修正中の松田宣浩内野手(25)がきょう27日の楽天戦から、従来のバットを寝かせる打撃フォームに戻して臨む。小久保、松中の助言でバットを立てる構えにしていたが、思うような結果を得られず、原点回帰を決断した。すでに25日の2軍戦で2発を放ち手応え十分。大砲候補が勢いづいたチームをさらに加速させる。 ■2軍戦で解禁 飛躍のカギを原点回帰に求めた。バットを寝かせる構えから立てる構えに変えて約1カ月。試行錯誤の末、松田は「やっぱり(バットを)寝かせることにしました」と慣れ親しんだオレ流打撃フォームに戻すことを選んだ。 先輩の助言を踏まえた上で、我を通した。フォーム改造は小久保と松中からすすめられ、5月28日横浜戦から着手。最初の5試合は打率・389、2三振と結果が出たが、最終的には改造後の交流戦18試合で打率・232とダウン、三振は「19」に増えていた。自らの未熟さもあり、アドバイスを生かし切れず尻すぼみに終わってしまった。 休日はく奪の2軍戦出場で打撃を見つめ直した。ボールの見極めを課題に臨んだ24、25日のウエスタン・リーグ広島2連戦では、最初の試合で4タコ2三振。25日の試合で一度は封印したフォームを解禁した。「バットがスムーズに出る。球のとらえ方もいい」。1試合2発と確かな手応えをつかんで帰福した。 ■三振数減狙う この日の全体練習で秋山チーフコーチとも相談。当面はオレ流で通すことを確認した。チームトップの61三振(リーグ5位)。このまま三振の山を築くわけにはいかない。「三振を減らしていかないと」と言い聞かせた。 王監督にも、松田に長距離砲として育ってほしいという親心がある。「松田や長谷川、小斉らは飛ばす力を持っているし、小さく育ってほしくない。大きいのがあるんだから、それを伸ばしてほしい」。交流戦初Vに大きく貢献した若手野手に期待を込め、「上にいると結果が欲しくなるが、そればかりを求めているわけじゃないから」と、長い目で見続けるつもりだ。 練習前に王監督は選手を集めて円陣を組み、「交流戦をいい形で終えられた。いい形でスタートできるよう、練習からけがだけには気をつけてほしい」とゲキを飛ばした。若手野手の成長があれば、交流戦に続いてリーグ制覇は自然に見えてくるはずだ。中でも右の大砲候補への期待は大きい。その成長を指揮官は誰よりも待ち望んでいる。さて、このバッティングフォームの変更が吉と出るのか!?
それ以前に選球眼の問題だと思うのは俺だけでしょうか・・・
バットがスムーズに出ても、バットが届かない所を振っていたら一緒ですからね(汗)