右肩炎症で2軍調整中の馬原孝浩投手(26)が27日、福岡市の西戸崎合宿所で「次のステップに進むための1つの目安」と位置付けていた100メートルの遠投を敢行した。次の段階となるブルペン投球についても「6月中には」と言い切った。抑えの乱調でなかなか波に乗りきれないホークス。早ければ交流戦後の1軍合流へ向け、守護神の調整ペースが上がってきた。 守護神が復帰へ向けた重要なハードルを越えた。軽いキャッチボールから距離を伸ばし、最後は100メートルの遠投。ボールは遠く離れた受け手のグラブに収まった。「ここ1週間でかなりよくなってきました」。サングラスを外した馬原の顔に笑みが広がった。 フォームを確認しながら30球。「これまでも遠投で培ってきたものが大きい。遠投で肩やフォームの安定を体に覚えさせている」。ようやく到達した100メートルの大台に「怖さが抜けて、ライナー性のボールが投げられるようになれば(ブルペンでの)立ち投げに入れる」と前を見据えた。 3月12日、横浜とのオープン戦(平塚)での登板を右肩の違和感で回避。4月14日に20メートルのキャッチボールを再開するも、その後はなかなか距離を伸ばせなかった。「40-50メートルで時間がかかっていたけれど、右肩上がりではきていた。ゆっくりやってきたので、もう急激に下がることはないと思う」。今月17日には70メートル、そしてこの日の100メートルとなった。 2軍調整中だが、1軍戦のテレビ観戦は欠かしていないという。気になるのは当然ブルペン陣だ。守護神代理のホールトンも当初の勢いがなくなり、2試合連続の救援失敗。自らのいない9回のマウンドに「焦る気持ちはある。でも急いでも迷惑になるし、万全の状態で、かつ一番早く戻りたい」と思いをはせた。 さらに「6月中にはブルペンに入りたい」と明言。これまでは時期を区切っての発言を控えていただけに明るい兆しだ。「遠投がよくなってくれば、ブルペンでもすぐに座らせて投げることができると思う」。6月上旬にブルペン入りとなれば、早ければ交流戦明けの1軍合流も見えてくる。 26日には雁の巣球場で一時帰国中の斉藤和巳と久々に顔を合わせた。短時間ながらもタカのエースとタカの守護神はお互いの肩の状況を話し合い、励まし合った。「ようやくメドが立ってきました」。ホークス逆襲に不可欠の守護神が帰ってくる日は、そう遠くないホールトンの神通力も無くなってきたところだったので嬉しいニュースですね!
藤川・岩瀬にしっかりと抑えられて負けた時は馬原・・・と思いました
遠投で肩を作り、いよいよブルペン入りへ
交流戦終わりになるのか、6月中なのか7月からなのか・・・
いずれにしても、ようやくの復帰ですね