「DH」専門で豪打復活だ! 福岡ソフトバンクの松中信彦内野手(34)がA組キャンプ打ち上げの22日、今季は基本的にDHに専念する考えを明かした。25日から出場予定のオープン戦は全試合フル出場するが、ポジションに関しては「打を120%でいく」と宣言。一塁守備に就かず、打撃専門のDHで不発に終われば主砲の存在意義を問われるが、自ら退路を断って結果で信頼を取り戻す。 今季こそ三冠王の輝きを取り戻す。松中が選手生命と誇りをかけた「DH専念プラン」をぶち上げた。キャンプ前に「打って結果を出す。打を100%でやる」と宣言した主砲だが、春季キャンプを終えて「打を120%でいく」と上方修正。一塁守備には就かず豪打復活だけに専念するという。 松中にとって、大きな賭けだ。昨季終了後に「起用法は一塁で考えている」と王監督からのメッセージを受け取っていたが、今キャンプ中にあらためて首脳陣とDHを含めたポジションを協議。守備を放棄して過去2年と同様の成績ならば威厳は失墜するが、そのリスクを背負ってまでもDH専念を選択した。 退路を断つ覚悟は固めている。恒例の声出しでは「野球人生を懸ける」と宣言。昨オフの自主トレから徹底的に下半身を強化し、今キャンプでも全体練習の1時間前の午前8時半から走り込んだ。王監督も「原点の下半身中心の打撃ができている」と認める。 「スイングも量より質にこだわった。体のケアにも努めたし、ここ数年でも一番のキャンプになったと思う」。松中はプロ12年目のキャンプ総括で自信を見せた。21日にひねった左ひざも「大丈夫」と強調。25日から出場予定のオープン戦に支障は全くない。 例年、オープン戦序盤は試合途中で交代していたが、今季は調整プランを変更。「オープン戦は全部打席に立つ。若手には申し訳ないけど、結果を出さないと」。この日は筋力トレだけで練習を切り上げたが、23日と24日は通常メニューで打ち込み、25日の西武戦(ヤフードーム)からの17戦フル出場に備える。 「彼が打たないと、ウチは勝てない。ポイントゲッターとして1年間、チームの先頭に立ってほしい」。王監督は松中の姿を頼もしく見つめた。DHは打たなければ、存在意義を問われるポジション。退路を断った主砲が、オープン戦から絶対的な存在感を見せつける。こういう覚悟で今シーズンに挑むのは良い事だと思いますが
個人的にはチームの主軸となる選手には守備についていて欲しいですね
特にシーズン初めは小久保もいないですし、本多も微妙です
川崎が引っ張っていってくれるでしょうが、若手が試合に出た時に
松中がいるのといないのとでは違うと思うんですよね
そういう意味でもファーストには松中がいるほうが良いと思うのですが・・・