開幕ピンチ!? 本多雄一内野手(23)が19日、右肩違和感のためA組本隊から離脱した。最終クールいっぱい別メニュー調整を続ける見込みで、23日から始まるオープン戦出場の可否は不明。最悪の場合、開幕に間に合わない可能性も出てきた。一方、この日の紅白戦で両軍の二塁に就いた明石、仲沢がそろって2安打。代役候補を巡る争いが激化している。

 ウオーミングアップ後のメーン球場でノックが始まった。だが二塁に本多の姿はない。「治ってると思いたいところだけど、あんまり変わらないですね。このクールでキャッチボールをしたかったんですが…」。1人で向かった先は、ランニングや補強運動をするための多目的グラウンド。右肩の違和感を抱え、別メニュー調整に移行した。

 1月の自主トレ期間中からという違和感に配慮し、首脳陣がブレーキをかけてきた。10日からノックに入ったが送球はせず、打撃練習も抑制。14日のケース打撃はバント中心で参加したものの、フリー打撃は再開しなかった。この日、王監督ら首脳陣が再協議。当面は全体練習に参加させず、リハビリに集中させる判断を下した。

 王監督は「開幕に間に合わせるためにね。打撃の時、痛くないとは言っても影響は出るから。治るスピードの邪魔になることは一切やめようということになった。とにかく治療に専念させる」と説明した。2年目の昨季は開幕から二塁に定着しチーム最多の141試合に出場。34盗塁はリーグトップの西武片岡に4差だった。「1年やった実績もある。力を見極める必要はないから」と揺るぎない信頼を口にした。

 ただし、春季キャンプも最終クール。4日後に始まるオープン戦での本多の出場について、王監督は「分からない。この時期に全面的に打撃練習を外れるようだから…」と語尾を濁した。万全を期すためとはいえ、調整遅れは必至。ヤフードームでの連戦に間に合わず、寒さとも戦う地方球場のロードが続く3月9日以降に実戦復帰がずれ込めば、照準にも誤差が生じてくる。

 「(1年目のオープン戦中に左手首を)骨折したときに比べれば、まだ大丈夫です」。練習後は宿舎で電気治療やストレッチを続けている本多は気丈に話したが、不在の間に「空席」争いは白熱。焦りも殺しながら回復を待つしかない。
もし開幕に間に合わないとなると厳しいですね
この記事の内容からだと間に合わない気がしますが・・・
今年は去年以上に全員野球をしないといけませんね