若手よ、どんどんアピールせえや! 大村直之外野手(31)が25日、ベテランならではのスローキャンプを宣言した。外野は新外国人のレストビッチや伸び盛りの若手が定位置奪取に目を光らせているが、大村は「オープン戦までは新戦力が頑張ればええ」と余裕しゃくしゃく。昨年終盤に左背筋痛で約1カ月離脱したこともあり、肉体面のケアに重点を置いた上で、2年ぶりの全試合出場も視野に入れた。 ■1カ月のリタイア 新助っ人も、若手の突き上げも、ベテランの貫録ではね返す。昨年は自己最高の打率・319をマークした一方で左背筋を痛め、8月から9月にかけて約1カ月リタイア。かすかな不安も抱えて迎えた15年目、大村に定位置を明け渡す気持ちはみじんもない。 「今までみたいにキャンプから全開でいってもしゃーないからな。ケガして試合に出られんかったら意味ないやん。全体でやる練習はちゃんとやるけど、あとはゆっくりや。オープン戦までは新戦力を見る場やし、若手が頑張ればええ」 昨オフ、大砲候補として球団が獲得したレストビッチは外野手。さらに昨年、自身が離脱している間には井手らが存在感を示した。実績抜群とはいえ、少しも気を抜けない戦国外野陣。それでも大村は自信があるからこそ、あえて「スロー転換」を宣言した。 同じ失敗は繰り返さない。「初めてやった」という左背筋の痛みはほぼ治まった。再発防止のためのケアも怠らない。約200万円かけて購入した超音波治療器を自宅で夫人に背中にあててもらっている。球団に同じ治療器があり、キャンプ中も継続するつもりだ。 「どうせ税金取られるんやから、高くても買った方がええやん。自分のための投資なんやし。若い時と同じようにはでけへんし、年齢に合ったやり方をやらんとな」 ■目標は全試合出場 指定席だった「1番センター」へのこだわりは封印した。代わりに、グラウンドに立つことを最優先する。この日はヤフードームで約4時間のトレーニング。視線の先にあるのは「結果的にそうなればな」という2年ぶりの全試合出場だ。張り切る若手を遠くに見ながら、ベテランは「ノロノロ運転」で後方から一気にまくる。これだけ言える大村が頼もしく思えますね
怪我こそありましたが、去年の数字に自信が持てたのだと思います
でも、逆に若手はまだ大村を慌てさせるレベルまで来てないって事ですよね
そんな若手が出てきて欲しいですね