ソフトバンク藤岡好明投手(22)が、不動のセットアッパー再任に闘志を燃やした。22日、予定より4日早く、鹿児島での自主トレを切り上げ、今年初めて西戸崎室内練習場(福岡市東区)に姿を見せ、約3時間、みっちり汗をかいた。「胃腸炎になって早めに(福岡へ)戻って来たけど、体調はもう大丈夫です」。藤岡スマイルを浮かべながら、今季にかける意気込みを語った。

 藤岡 今年はもう1度、馬原さんにつなぐポジションで働きたい。チームの優勝は当然だけど、個人の目標としてはタイトルにこだわって、この1年は取り組みたい。目指すところは高くないとダメでしょ。

 1年目はリーグ新人記録を更新する62試合に登板し、守護神馬原と「勝利の方程式」を確立した。だが、2年目の昨季は前年の疲労が完全に抜け切れず、36試合登板に終わった。セットアッパーのポジションも先輩の水田に明け渡し、敗戦処理を任されることもあった。「去年は本当に情けない1年だった。今年は馬原さん(のセーブ)と同じくらいのホールドを稼ぎたい。そうすれば、それだけチームの勝利に貢献しているということだから」。昨秋から新球シンカー習得にも意欲的で、今春の宮崎キャンプでは1日200球の「投げ込み日」を設け、完全マスターする意気込みだ。

 このオフのドラフトでは、同じ右サイドから140キロ台後半の直球を武器とする久米が入団。同タイプのライバル出現にも「なるようになるでしょ。自分ができることをやるだけ。人は関係ない」ときっぱり。今季3年目を迎える藤岡が、信頼回復で輝きを取り戻す。
去年は勝利の方程式の確立に苦労しました
それも中継ぎ陣が揃って不調だったからですが
一番は藤岡ですよね!?
今年は久米も入団し、藤岡も心中穏やかではないでしょうが
その気持ちをプラスに変えて頑張って欲しいですね!