異例の「先行辞退」-。福岡ソフトバンクの松中信彦内野手(33)が3日、北京五輪日本代表からの別離を宣言した。

 喜々として同じ釜の飯は食えない。苦難のアジア予選を突破した星野JAPAN。最終候補から外れた松中の腹は固まっていた。「今の24名が金を取ってくれればいい。あれだけ一つになっている」。仮に、来年8月の本大会前に代表選出されたら-という問いを一蹴(いっしゅう)した。

 自身はアトランタ、シドニーと2度の五輪で主軸を務めたが、ある出来事が胸中にあるようだ。「予選で苦しい思いをして本大会に出られないのは悔しい。チームとしてまとまらない。僕の経験ではいい気持ちはしなかった」。それが何かは示さなかったが、シドニー予選に出場した古田(当時ヤクルト)がプロアマ間の五輪出場への見解の相違で、本戦出場を見送った経緯があった。

 WBC日本代表の4番が、来季の活躍次第で招集される可能性もなくはない。ややフライング気味の“辞退”は「先に話をしておけば理解してもらえるだろうと思う」と無用な混乱を避けるための仁義と考えている。

 秋の下半身強化は来春キャンプでも継続するよう、王監督ら首脳陣から指示されており「迷惑を掛けた分を取り戻すのが先決」と意気込む。日の丸との関係は応援に絞り、まずは復活へ全神経を傾ける。 
この話、親から聞いたのですが、すぐに「選ばれへんわ!」って思いました(汗)
その後に理由を聞いて納得しましたけどね
ベストメンバーで挑むのも必要ですが、やっぱりチームのまとまりも大事ですからね
今回予選でのメンバーに選ばれた選手で戦うのが理想かもしれませんね!?