ソフトバンク多村仁外野手(30)がメジャーの打撃理論を吸収する。多村は29日、来年1月にマリナーズ城島が長崎・佐世保で行う合同自主トレに参加する意向を明かした。「行くとしても短期間になるけど、ジョーとバッティング理論を交わしてみたい」。移籍2年目の来季に向け、メジャーリーグでプレーする同い年からヒントをつかむ。 今季の多村は開幕戦で2本塁打を放ち、順調に滑り出したが、左太ももなど負傷の連続、バットの重量を下げた影響もあってフォームが崩れた。打率2割7分1厘、13本塁打の成績には満足できなかった。シーズン終了後には「いい感触があったけど、けがでダメになった。でも(不振脱出へ)いろいろやって気づいたこともある」と話していた。パ・リーグを1年経験して迎える来季はより厳しく結果が求められる。打撃理論だけでなく、メジャー捕手城島から見たバッテリー心理も勉強できる。城島からの誘いは「渡りに船」だった。 合同自主トレには元ソフトバンク打撃コーチで北信越リーグ・石川ミリオンスターズの金森監督も参加予定で、多村は「いろんな意見を聞いてみたい」と、視野を広げるつもりだ。北京五輪を目指す日本代表から離脱後は、腰痛の治療に専念し「かなり状態は良くなっています」と体のメンテナンスは順調。1月上旬に京都で始動する慣例は変えないが、メジャー捕手とのコラボでグレードアップを狙う。数字自体は悪くないとは思いますが、期待が大き過ぎた部分もありましたね
ただ、本人に満足してもらっては困るので、この自主トレをきっかけとして
今年以上の数字を残せるように頑張って欲しいと思います