2000安打はホークスで決める。今季で3年契約の最終年を終えた大村直之外野手(31)が6日、順調なら来季中に取得する2度目のフリーエージェント(FA)権を行使しての移籍を、早くも封印した。球団との本格的な交渉はこれからだが、来季以降も残留は基本線。「FAとか金額は関係ない。このチームで2000安打を打ちたい」と、FAよりも残り331本に迫った偉業達成に照準を合わせた。 偉業を達成する場所はホークスに決めた。2004年オフに近鉄からFA移籍し、3年契約が満了した大村が、早くも残留を宣言した。順調なら、来季中に2度目のFA権を取得。今オフから球団との残留交渉が本格化する見通しだが、答えは決まっている。 「FA? それは頭にないな。この球団のユニホームを着て2000安打を達成したい。球団とはまだ何も(契約について)話してないし、これからやけど、FAとかは全く考えてへん」 球団との交渉は、これまで通り代理人に任せる意向。すでに下交渉も行われているが、来季以降の残留は基本線だ。V奪回に欠かせない戦力であり、交渉の行方は未知数ながら、大村はホークスでの偉業達成を重要なポイントに掲げた。 プロ14年目を終えて1669安打。昨年、30歳で1500安打をクリアするなど、極めて早いペースで快音を積み重ねてきた。今季は背筋痛などの影響で移籍後最少の出場113試合にとどまったとはいえ、自己最高の打率・319(リーグ3位)をマーク。リーグ8位の145安打を放った。おのずと次のターゲットは2000本に定まる。 「今まで大きなけがもなく順調にやってこれたし、いけるんちゃうかなという自信はある」。偉業へはあと331本。早ければ2年後、09年シーズン中の達成も見えてくる。その瞬間を、ホークスのユニホームで迎えることが現時点での目標だ。 単年、複数年の話し合いもこれから。「考え方はそれぞれやけど、腰を据えてやれるという意味では複数年がええ」としている大村も、その一点だけに固執するつもりはない。「金額にはこだわらへん。1年でも長く野球がしたい」。残留を大前提とした交渉を代理人に要望する考えだ。 「優勝? まだ移籍していい思いをしてへんからな。いっぱい苦しい思いをして、みんなで笑えたらええね」。3年前の移籍交渉の際には、王監督に電話で直接「ラブコール」ももらった。恩返しの胴上げ、そして、ソフトバンクでは初の名球会入りへ、大村が早々とFAを封印した。素晴らしいコメントをいただきました
大村、さすが!!金額にはこだわらない・・・
どこかの誰かに聞かせたいですね
ソフトバンク初の名球界入りは期待しますが
秋山にしろ、大村にしろ、生え抜きではないんですよね
何とか生え抜きの選手で2000本安打達成をして欲しいです