北京五輪アジア予選の日本代表最終候補に選ばれた川崎宗則内野手(26)が29日、WBCに続く「世界連覇」へマルチ宣言した。WBCでは不動の遊撃手の地位を確立したが、今回は代表強化のため、本職の遊撃以外にも積極的に取り組む覚悟だ。この日は同代表候補の多村仁外野手(30)とともに神戸入りし、宿舎でのミーティングに出席。きょう30日からスカイマーク(神戸)での代表練習に臨む。 WBCで確立した地位にはこだわらない。きょう30日からの代表練習を控え、川崎が“マルチ宣言”だ。「僕はどこでも守りますよ。チームのために、言われた位置を守るだけです」。本職の遊撃以外にも積極的に取り組む覚悟を見せた。 今回の最終候補の内野手は8人だが、川崎、西岡、宮本、井端の4人が自軍では正遊撃手。そこで、川崎は柔軟な姿勢をあえて打ち出した。初代世界一のWBCは全8試合で正遊撃手として活躍したが、すべては「世界連覇」のためだ。 持ち前の超プラス思考も健在だった。「他のポジションを守るとすれば、すごくラッキー。新しい経験や勉強ができるし、それは自分のチームに戻っても生きる」。名手ぞろいの日の丸での経験を、ホークスにフィードバックするつもりだ。 鍛えあげた守備力に自信もある。神戸に持ち込むグラブは遊撃用の1種類。「内野手としてゴロをさばくのは、同じですから」。2002年は二塁で24試合、小久保が故障した03年は三塁も75試合守った。この経験も大きな財産となっている。 星野代表監督の選択肢も広がるはずだ。今季の川崎は開幕直後の故障で規定打席にわずかに届かなかったが、打率・329、23盗塁の好成績をマーク。この実績も引っ提げ、走攻守そろった“究極のマルチ内野手”は代表24人枠入りを目指す。 12月のアジア予選決勝リーグ(台湾)は、優勝チームしか北京切符を獲得できない。厳しい戦いになるが、短期決戦の強さはWBC決勝の“神の右手”ホームインでも証明済み。「星野監督? 熱い方だと思うし、これから楽しみです」。初の五輪へ挑む26歳は、どこまでも意欲満々だ。ムネと西岡の二遊間を見たいですが、他のポジションを守るのも
良い経験になるでしょうね
ホークスの秋季キャンプでも内野手と外野手を入れ替えて
中継プレーの練習をしたみたいですし、いろいろな事がわかるので
来年の試合で守備に関して魅せて欲しいですね