松中よ、実りの秋に鍛え直せ! 秋山幸二総合コーチ(45)が17日、今季不振を極めた松中信彦内野手(33)に「三冠王再生プラン」の必要性を説いた。今季はレギュラー定着した1999年以降、最低の15本塁打。迫力を失った主砲を「もう一回鍛え直さないと」と分析するとともに、秋季練習と秋季キャンプの重要性を強調。フォーム改造も含めた抜本的な再生プランも検討されている。 貧打解消のキーマンは明らかだった。あす19日に雁の巣球場で始まる秋季練習を前に、秋山総合コーチが早くも“強化選手”を指名した。4年連続V逸の屈辱を味わった今秋は「主砲再生」が大きなテーマとなる。 「松中? アベレージもあるけど、やっぱり本塁打を打ってもらわないとね。本人も納得していないだろうし、もう一度鍛え直さないといけないんじゃないか」 完全に「三冠王」の迫力を失った今季、本塁打は2年連続で20本にも届かない15本。レギュラー定着した99年以降、最低の数字に終わった。小久保、多村との「TMKトリオ」の中心で大爆発するはずが、期待を裏切る極度の不振に陥った。 秋山コーチもチームの命運を握る主砲の来季を心配する。「宮崎でじっくり鍛える? そうなるんじゃないかな」。現役時代はグアム自主トレの猛練習で若き日の松中を鍛え上げたが、今度は自ら陣頭指揮を執る秋季練習と宮崎秋季キャンプで再生を図る。 「秋はまだ体ができているし、個人の課題に取り組める時期」。秋山コーチは取り組むべきテーマを口にする。シーズンの反省を生かし、三冠王復活の土台をつくるのは今秋しかない。そのためには、秋山コーチも全面的な協力を惜しまない。 具体的な処方せんも頭に描いている。「フォーム改造なんかもあるだろうし、バットもいろんなタイプを試して『来季はこれでいこう』ということもできる」。ここ2年は長打力に陰りが見えるだけに、抜本的な対策を施すことも検討中だ。 病気や故障のリハビリなどもあって、松中は2003年からの3年間は秋季キャンプに不参加。昨季は臀部(でんぶ)膿瘍(のうよう)手術のリハビリを兼ねて途中合流したが、滞在は短期間だった。来季復活を期す今回は、キャンプ初日から参加する方針だという。 秋山コーチが松中に期待するのは、宮崎にじっくり腰を据えて汗を流す姿だ。今季終盤には王監督が「今の松中は後輩や若い選手に尊敬されているだろうか。そうでないとしたら、松中にとってもよくないし、チームの士気にもかかわる」と話したが、今回の宮崎キャンプは本来の松中を見せる大チャンス。実力はもちろん、求心力もアップすれば、来季は5年ぶりのV奪回の主役を張れるはずだ。当然復活してくれるなら、復活してもらいたい選手ですが
俺が気になったのは最後の王監督のコメントです
松中は尊敬されているのか!?慕われているのか!?
チームの顔の(一応)4番がチーム内で浮いていたら、チームはまとまらないですよね
ただでさえ、一体感を感じないホークス・・・
松中の不調がそうさせているのなら、松中再生は必要です
松中自身も過去の自分を捨て、今の自分と向き合わないと・・・
それには首脳陣の特別扱いも止めないといけません
主力を信頼するのと、甘やかすのは意味が違いますからね