清く、正しく、強く。福岡ソフトバンクが“ホークス憲章”を制定することが分かった。リック・ガトームソン投手(30)のドーピング違反を契機に角田雅司代表(55)ら球団フロントは、30日までにグラウンド内外の諸問題の対策を協議。明文化へ向け、近く内容の精査に入るという。球界初の不祥事を反省材料に、ホークスがコンプライアンス(法令順守)意識の徹底を図っていく。 不名誉な「球界初」の反省を風化させず、文言にして残す。ガトームソンの20日間の出場停止処分が解けたこの日、角田代表は「今回は球界、ファン、各所に迷惑をかけた。いま1度、管理態勢をきっちりさせたい」とドーピングに限らない諸問題の意識改革を宣言した。その徹底のために、孫正義オーナーも企業理念として打ち出すコンプライアンスに向けた“ホークス憲章”が制定される。 竹内孝規球団常務最高執行責任者(COO)の「球団全体でドーピングに対する意識を高める」との音頭のもと、球団は全選手の摂取薬物再調査を開始しており、既に相当数を把握済み。ただこの問題を契機として、グラウンド外の多方面に注視する。憲章に盛り込まれる内容は実に多岐にわたる。 キャンプ直前に行われる暴対(暴力団対策)講習会を、年4回程度に増強。また1月、当時オリックス投手だった前川克彦さん(28)の無免許ひき逃げ事件を反面教師に、運転免許の定期的な確認を行う。関連して飲酒運転への注意喚起を徹底。幼児3人の命を奪った福岡市職員による痛ましい事故から1年、福岡の球団として率先垂範する。 ホークスでも昨年、選手の試合用ユニホームや野球道具が当時のアルバイト職員に盗まれてネットオークションに出品された経緯があり、セーフティーボックス(保管庫)の設置を検討。また過去に「選手の知人」と称する者が選手通路に踏み入ってサインを求めた事態もあり、ロッカールーム出入り口を中心として球場来訪者のチェックも厳正に行っていくという。 孫オーナーは球団買収にあたって「清く、正しく、強く、愛される、元気の出る球団に」と誓った。フロント、関係者では協議済みで「今後は本格的に(内容を)詰めていく」と角田代表。憲章は今季終了後にも発効することになりそうだ。ドーピングに限らず、グラウンド外の事も徹底するという事は大切だと思います
今年は前川の無免許運転・西武の裏金問題がありました
個人個人の意識の向上と共に球団の在り方も大きくなってくると思います
この憲章で今迄以上に福岡の、その他の地域のホークスファンが
球団を愛せるようにして欲しいです