記念すべきプロ初勝利こそ逃したが、ソフトバンク西山が気迫の投球で次回先発の権利をものにした。過去2度、雨で先発機会が飛んだうっぷんを、ロッテ打線にぶつけた。最速148キロの直球に加え、スライダー、フォークボールを低めに丁寧に制球。失点は5回ベニーに許したソロ本塁打のみと、リードを保ったまま5回0/3、3安打1失点で降板した。 「やっと投げられる日が来たという思いが強かった。欲張らず、1回1回を0点に抑えていこうと投げた」。中継ぎ陣が同点とされ、育成枠出身選手初の先発勝利は持ち越しとなったが、先発としての役割を果たしたことが認められ、次回先発が確定。8月1日のオリックス戦(福岡ヤフードーム)での先発が濃厚だ。 西山は四国リーグ出身初のプロ野球選手という“看板”を背負っている。プロの世界で活躍することが、後輩たちへの刺激となることも十分に理解している。「彼らのためにも結果を出さないといけない。四国リーグの評価にもかかわるし、責任を感じてやっています」。自身が生き抜くため。そしてかつての自分のように、夢を追い続ける後輩たちのために。ホークスで一番重い背番号「94」を背負う男は、“あのころ”のように必死に打者と対峙(たいじ)する。 ソフトバンク杉本投手コーチ(先発で5回0/3、3安打1失点の西山に)「彼なりに十分な働きをしてくれた。次も順番どおり投げさせます。西山の場合は5、6回投げて試合をつくってくれればいい」やや早い回での降板でしたが、5回1失点は上々の結果だと思います
4本柱と違い、求められているレベルも違いますが
その基準を上回る結果を残して,ローテーの一角を奪って欲しいです
次回登板で、プロ初勝利を手にする事を期待しましょう!!