3本柱で天王山越え-。福岡ソフトバンクが「同級生3本柱」で首位日本ハムをたたく。14日のロッテ戦(千葉)が雨天中止となり、先発予定だった和田毅投手(26)は敵地での日本ハム3連戦の初戦、16日の先発登板が決定。その後は新垣渚投手(27)、杉内俊哉投手(26)と続く4年ぶりの同級生トリオによる3連戦登板だ。王監督が「いい形でいける」と意気込む豪華布陣。恵みの雨を存分に生かし、5ゲーム差を埋めにかかる。

 未明から降りやまない雨は、思わぬ形で恩恵をもたらした。この日のロッテ戦の雨天中止により、期せずして実現する豪華ローテ。王監督は大きな目をギラつかせた。「いい形でいけるとは思うけどね。こっちは追う側だから(差を)詰めて、詰めていかないと」。ホークスが和田・新垣・杉内という「現状最強トリオ」で首位日本ハムを食いにかかる

 この日、先発予定だった和田はきょう15日の同カードへスライドせず、敵地での首位日本ハムとの3連戦の初戦、16日に登板することが決定。2年目甲藤をプロ初先発させる予定だったローテの谷間が消滅した。「言われたところで頑張ります。1、2日ずれても何も変わりませんよ」。千葉・稲毛海岸の室内練習場では約20球のブルペン投球。8分程度の力でフォームの確認を行った。

 杉本投手コーチは「恵みの雨? 勝ったらそうなるけど」と緊張を解かないが「間が空くところ(谷間)に和田がいい形で入っていける」とうなずいた。球宴前最後のカードとなる首位チームとの3連戦。その初戦に今季の日本ハム戦、2試合で1完投を含む2勝を挙げている和田をぶつけられるメリットは大きい。昨季終盤も左の強打者を多く擁する打線対策として、和田を優先的に日本ハム戦に登板させるローテ調整が行われたほど。本人も「好相性? 今のところは、ですね」と前向きだ。

 2戦目からは予定通り中5日で新垣、杉内が登板する。新垣が「3人並ぶのは1年ぶりぐらいかな…? 」と記憶をたどるのも無理はない。松坂世代の3本柱で3連戦を賄うのは和田、新垣が新人だった2003年4月28-30日の西武戦以来だ。この時は杉内、新垣、和田の順で3連敗を喫したが、あれから4年。今や押しも押されもせぬ球界を代表する投手となった3人の実力は、当時と比べるべくもない。

 首位日本ハムとのゲーム差は11日から今季最大の「5」に拡大したまま。「負け数も勝ち数も5つ違うのか。それじゃハッキリ言って勝負にならん」と王監督は語気を強めた。流れに乗れないタカが球宴前最後のカードを夢ローテの快投で締め、秋の歓喜への上昇気流を得る。
オールスター前の最後の3連戦、日ハム戦・・・
和田・新垣・杉内の3人で3連勝と行きたいところですが
そういう星勘定をすると・・・
首位日ハムとの差が5ゲームなので
その差を詰めるのはやっぱり直接対決だと思うので
しっかりと首位イジメして欲しいですね!