ソフトバンクの斉藤和巳投手(29)が10日、80日ぶりに1軍マウンドに“帰還”する。相手は過去、6戦5勝と抜群の相性を誇る楽天で、復帰戦白星を狙うエースにとっては最高の舞台が用意された。杉本投手コーチの構想では、斉藤和の球宴前登板は今回限定で、球宴以降は中6日以上を設ける斉藤和巳「特別先発ローテーション」が組まれる予定。巻き返しを狙う王ホークスの行方を占う意味でもカギを握るマウンドとなりそうだ。 覚悟を決めたかのような表情で、エースが福岡ヤフードームの選手ロッカー室から出てきた。午後5時。斉藤和はキャッチボール、ダッシュ、マッサージなど約6時間にも及ぶ前日調整を終え、帰路に就いた。「自分がどれだけ投げられるか、それは試合にならないと分からない。力むと思うが、自分が持っているものを最大限に発揮したい。それがチームのためになる」。4月21日の日本ハム戦(東京ドーム)以来、実に80日ぶりとなる1軍マウンド。ここまで無傷の5連勝中と抜群の相性を誇る「オールスターダスト軍団」を相手に、復帰マウンドに上がる。 万全の状態なら今9連戦中の2度目の登板も考えられるが、今回は見送られることになった。心配される登板後の右肩の回復具合が未知数のため、球宴以降に向けた“限定登板”となる。杉本投手コーチも「投げてみないと(右肩の)状態が分からないからね。前半戦(球宴前)はこの1回になる」と明言。登板後の回復状況を確認しながら、球宴以降に備えることになった。 球宴以降も、斉藤和を投手全員でカバーし合う「特別先発ローテーション」が組まれることになりそうだ。杉本コーチは、斉藤和を中6日以上あけて登板させる構想を描いており、万全の状態でエースをマウンドに送り込むつもりだ。杉本コーチは「昨年、一昨年とカズミにおんぶに抱っこの状態だった。今年はこういう状態なので、カズミは中6日以上は必ずあける。場合によっては中10日もある。みんなでカズミをカバーだよ」と説明した。 登板せずとも、斉藤和のチームに及ぼす影響力は計り知れないものがある。投手陣にとっては精神的柱であり、欠かせない存在だ。今回の復帰戦次第で、斉藤和の今後の登板状況が明確となるだけに、巻き返しを狙うチームにとっても非常に意味の深い一戦となりそうだ。いよいよ和己の復帰ですが、仕事で半分は見れないと思います(汗)
2軍での登板内容は良かったですが、やっぱり肩の疲労というのが未知数です
今回もオールスター前では1回だけという事なので
和己だけでなく、和己に白星をつける事でホークスの勢いも出ると思うので
ぜひ、打線には西武戦で見せたビックイニングを作って
天敵・田中を打ち崩して欲しいです