今季4度目のサヨナラ負けに王監督は鬼の形相で、球場の移動通路を進んだ。帰りのバスに乗り込む寸前だ。追いすがる報道陣をナインに見立てたかのように、心の叫びを口にした。 王監督 これは試練だから。ものすごい闘争心を持って、自分をどう鼓舞していくか。今は受け身になっているよ。10回のうち8回も先頭打者を出し、よく抑えてはいるけど、チェンジの時に「良かった」とホッとしている。これは本来のホークスの闘いじゃない。 シートに体をうずめると、後は微動だにしなかった。 4、8回以外は毎回先頭打者を出す、苦しい展開。4回に放った小久保の勝ち越しソロも、7回に同点とされ帳消し。ただ、勝機はあった。8回1死二、三塁で松中は二飛。小久保は四球を選び、満塁機に多村は凡退。3-3の9回から今季27戦無敗の守護神、馬原を投入して勝負をかけた。10回。1死から中前打の松中が暴投で二進するも、小久保は三ゴロ、多村も中飛で無安打。その裏、今季最長ゲームの幕が下りた。 王監督が胃がんを告白してこの日で1年。「ちょうど1年か。1年たっても良くならないなあ。胃が半分でもあれば別なんだがね。付き合っていくしかない」。食事好きの指揮官が前夜はうどん1杯しか食べなかった。体を奮い立たせてタクトを握るが、今季5度目の3連敗と厳しい現実に直面した。松中が「おれのせい」と言い、小久保も「おれがチャンスをつぶした。打線がしっかりしないといかん」と、主軸たちは敗戦の責任をかみしめた。 過去2年間で貯金「20」を稼いだお得意さまに、これで敵地5連敗。球団創設3年目で初めて5勝6敗と黒星が先行した。「流れを変えるまで根比べだ。みんなが自分の仕事をやっていないから、こういう結果になった」。指揮官の険しい口調がチームの現実を示していた。【押谷謙爾】 ソフトバンク杉本投手コーチ(今季初黒星を喫した守護神馬原に)「負けが付かないのが一番いいのだけど、調子が悪いわけじゃないし、次から気持ちを切り替えてやるしかない」昨日はというか、昨日も打線がチャンスに打てない試合でした
最近は終盤に点を取っていたのですが、昨日は終盤のチャンスに主軸が凡退・・・
松中・小久保には現時点では多くを期待していません
だからこそ、最低限の犠牲フライ・進塁打を打って欲しいです
1アウト1・3塁が2アウト1・3塁になれば、打者心理としてもきついと思います
ただ、1アウト1・3塁から犠牲フライで1点を取れれば
次のバッターは少しは楽に打席に立てると思います
松中・小久保の不調が後ろを打つ打者に影響が出ない事を祈りたいですね