ため息とともに吐き出した言葉が、すべてを言い表していた。試合後の記者会見。6連敗中の横浜に敗れた理由を、王監督が数え上げた。4月26日以来、40日ぶりとなる3位転落。敗因は幾重にも重なり合っていた。 王監督「今日は勝てる要素の全くない試合だった。先発は立ち上がりが悪いし、7回は四球が決勝点。ウチは10安打で走者を迎え入れる安打は1本だけ。タイムリーエラーも出たしね」 和田が初回に2失点。主導権を与えた。打線では数々のドラマを演出した「TMK」が寺原の引き立て役に。「投げるべき人が投げ、打つべき人が打たないと勝てない」。王監督の嘆きは深い。 2点を追う3回1死満塁。多村の豪快なスイングが空を切った。寺原の148キロの内角直球に空振り三振。続く松中への3球目が暴投となり、1点を贈られるが、力で封じられた。最後は142キロフォークに右飛。絶好機は消えうせた。 王監督は試合前の打撃練習中、松中にアドバイスを送った。「彼はチーム一のポイントゲッターだから。乗り越えてもらわないと」。だが4番のバットは湿ったまま。同点とした直後の5回1死一、二塁では空振り三振。珍しくバットを地面にたたきつけた。 2度の好機で凡退し、松中の今季の得点圏での成績は57打数11安打。得点圏打率は1割9分3厘となり、ついに2割を割り込んだ。「自分が情けない。自力ではい上がるしかないし、誰も助けてはくれない」。2004年の三冠王は、屈辱的な数字を受け止めた。 「TMK」で唯一2安打を放った小久保も、7回2死一、三塁で小池の痛烈なゴロをタイムリーエラー。決勝点を献上して天を仰いだ。4回には金城の三遊間のライナーを横っ跳びで好捕。和田を盛り立てたが、終盤で痛いミスを犯した。 交流戦は最近4カード連続で初戦黒星。首位ロッテとの差は今季最大タイの3・5に開き、12連勝の日本ハムに2位の座まで奪われた。「明日はガラッと変わってくれるでしょう」。車に乗り込む際、王監督はわざわざ足を止めて口にした。 5月末に左肋(ろく)軟骨を挫傷し、患部をサラシで固定して出場を続ける松中も誓った。「練習のイメージは悪くないし、あとは結果を出すだけ。やるしかないんです」。今は不動の4番のこの言葉を信じるしかない。この3人が続けて打席に入る事がなかなか無いほど
この3人の誰かが流れを止めてます
先日の小久保の満塁HRはクリーンアップのねばりで打ったHR
そういう流れが無いのでタイムリーも出ず・・・
大村・本多が好調を維持するも、下位もチャンスを作れず
クリーンアップもランナーを還せず・・・
これでは勝てるわけが無いですからね
流れに乗れないまま、交流戦も半分を過ぎようとしています
何とか今後につながる試合をして欲しいですね