福岡ソフトバンクの希望枠ルーキー大隣憲司投手(22)が、9日の広島戦(広島)に先発で1軍デビューすることが4日までに内定した。猛虎キラーの杉内を中6日で10日の阪神戦(甲子園)にぶつけるため、王監督が先発ローテの谷間となる9日に大隣を抜てき。エース斉藤和も7月中には戦列復帰できる見通しで、勝負の夏場を前に07年型投手陣がいよいよ本格始動する。 遅れてきた新人左腕がついにデビューする。与えられた任務はコイ料理。広島市民球場のまっさらなマウンドから、大隣が記念すべき1軍の第一歩を記すことになった。交流戦に入って4勝6敗。苦境打破の切り札として、王監督は起爆剤の使命も託して送り出す。 当初から先発ローテーションの谷間となる広島2連戦での先発登板が有力視されていたが、この日までに8日ガトームソン、9日大隣の登板が内定。2003年の日本シリーズから阪神戦5連勝中の猛虎キラー杉内を、中6日の万全の状態で10日の阪神戦(甲子園)に投入する。 王監督は大隣の起用法について「交流戦中の先発? それはありうる。その前に1度中継ぎでの登板もあるかもしれない」と、試運転を兼ねた中継ぎを経た上での先発プランを示唆していた。ところが、ここまで登板機会がなかったことから、ぶっつけ先発となる可能性が濃厚だ。 現在のチーム状態を考慮しても「6・9先発デビュー」は自然な流れだ。1カード2連戦の交流戦。現在は3カード連続で初戦を落としており、波に乗れない一因となっている。心理的負担のかかる8日のカード初戦を避け、2軍暮らしでナイター経験のない大隣が力を発揮しやすい9日のデーゲームを用意した。 3日には試合中に30球のブルペン投球を行い、コーチ陣も現状をチェック。この日は全体練習が休みだったことから、きょう5日から先発に向けた調整に入る。大隣も「先発をやりたい気持ちはあります。いけと言われたらどこでもやります」と精悍(せいかん)な顔を引き締めており、故障で出遅れた分を取り戻そうと闘志満々だ。 ローテの谷間となる9日の広島戦以外、交流戦期間は杉内、和田、新垣、ガトームソンの4枚でまかなえる。また、不足気味の中継ぎ陣には先発で4勝をマークするなど奮闘した水田がロング救援も兼ねてスタンバイ。さらに、右肩の筋疲労で戦線離脱中のエース斉藤和が3日に捕手を座らせての投球練習を再開した。「肩の疲労感もなかったみたいだね。7月には戻ってくるだろうし、万全になる」と、王監督は大きくうなずいた。 「まだ機能はしていない」と投手陣に厳しい評価ながら、それでも防御率は2・99。キャンプから描いていた右3枚、左3枚の豪華ローテが組めれば、一気に勝負をかけられる。「そこまでの辛抱だね。今は我慢、我慢だ」。投手陣建て直しのキーマン投入を機に、ホークスが巻き返しに打って出る。いよいよ大隣が1軍デビューですが、土曜日の9日は見に行く予定です
順番からして杉内だと思っていたので安心していたのですが・・・
大隣が見れるというのは嬉しいような、勝てるのか!?という不安もあります
しかもぶっつけ本番という事で、その起用が吉と出るか・・・