福岡ソフトバンクのルーキー、高谷裕亮捕手(25)が3日、首脳陣から「ポスト城島」の太鼓判を押された。王貞治監督(66)をはじめ、担当コーチ陣、視察に訪れたロッテ関係者から高い評価を受け、存在感が日ごとに大きくなっている。ホークスは過去10年間で捕手を8人獲得したが、2005年まで在籍した米・マリナーズの城島健司捕手(30)の高い壁に阻まれてきた。偉大な先輩がチームを去って2年目に現れた遅咲きルーキーが、正捕手争いにケリをつけそうな勢いだ。 高すぎる壁にもおくすることはない。高谷が「ポスト城島」という昨年から未解決のテーマに立ち向かう覚悟を示した。 高谷「ホークスに入って城島さんを意識しないと言えばウソになる。自分はどんな状況になっても1番になりたい」 25歳で飛び込んだ初めての世界で奮闘するルーキーの意気込みは、王監督にも伝わっていた。昨年の大学・社会人ドラフトで誰よりも高谷の獲得を熱望した“最大の理解者”は、その選択が正しかったことを確信した。 王監督「実戦で見てみたい選手だ。大石(バッテリー)コーチからも『高谷はいい』と報告がきた。打率が2割、2割3分で終わる選手じゃない。力があるからここ(A組)にいるんだ」 今季は小久保、多村の加入で打線に厚みは増したが、下位打線が昨季のように低迷しては意味がない。主に捕手陣が座った昨季の9番打者の打率は・181。その数字を上げることが仕事となる。捕手陣とともに臨んだフリー打撃。見つめた新井打撃コーチは潜在的なセンスを評価した。 新井打撃コーチ「柔らかい打撃をするし、バットコントロールもいい。今はアドバイスを送らずに、力を確認している段階。(高谷に刺激されて)的場、山崎もいい形で打てるようになった。昨季のような『城島がいれば…』という言葉は少なくなるでしょう」 マスクをかぶっての評価も急上昇中だ。春季キャンプで初めて行われたシート打撃では大声で存在をアピールしながら、素早いスローイングを披露。後方から見守った大石バッテリーコーチも思わずうなずいた。 大石バッテリーコーチ「捕球してから柔らかいし、スローイングにもムダな動きがない」 前日2日は、練習終了後にスコアラーを交えて西武対策のミーティングを行った。昨季は対西武戦の盗塁阻止率が・222(企画27、刺殺6)。赤田らにかき回されただけに、早い段階から対策を頭にたたき込んだ。 メキメキと頭角を現すルーキーを激励するかのように城島が、今週中にキャンプ地・生目の杜運動公園を訪れる予定。「初めてのシートノックでかなり緊張したのに、また緊張しちゃいますね」と背筋を伸ばした。大先輩をうならせるプレーを披露すれば、またまた評価はうなぎ上りだ。入団前から評価の高かった高谷の強肩ですが、ロッテスコアラーも高評価
ライバルチームからの評価は多少のリップサービスもあるでしょうが、本物でしょうか!?
打撃の方は王監督・新井コーチが大絶賛です!!
しかし、打撃は生きた球を打たないことにはわからないですからね
紅白戦・オープン戦から注目ですね!
首脳陣・ファンの期待に応えてくれるといいんですが・・・