王貞治監督(66)が31日、外野ポジションの“シャッフル”構想を打ち出した。宮崎キャンプ第1クールの3日から始まるシートノックで全外野手に左翼から右翼まですべてのポジションを守らせ、適性を判断するという。横浜から多村仁(29)、新外国人のアダム(35)両外野手が加入。激しい定位置争いを引き起こし、チーム力の底上げを目指す計画だ。

 キャンプ開始を待ち切れなかった。チーム力の底上げを目指す王ホークス。この日、宮崎に到着した指揮官は、いの一番に“外野戦争”のゴングを鳴らした。

 「今の時期に外野(のポジション)を固定する必要はない。いろいろなポジションをやって、適性を見ればいいんだ。競争は当然、激しくなるよ」。何度もうなずきながら“開戦”を宣言した。

 まずは、3日から始まるシートノックで第1ラウンドが始まる。A組スタートの大村や柴原ら7選手に右翼、中堅、左翼の全ポジションを順番で守らせる。井出外野守備・走塁コーチは「例えば、大村が昨季、センターだったから、今季もセンターとか決め付けない。意外とセンターにハマる選手がいるかもしれないしね」と、横一線からのスタートを強調した。

 多村とアダムが加入し、3年目の江川も外野にコンバートされた。伸び盛りの城所や井手に、復活を目指す柴原もいる。約1カ月間のキャンプ中、徹底的にふるいにかけ、えりすぐりの精鋭でシーズンに臨むつもりだ。

 昨季、日本一に輝いた日本ハムは新庄、森本、稲葉の外野トリオがそろってゴールデングラブ賞を獲得。王監督は「昨年の日本ハムじゃないけど、最強の外野陣を組みたいんだ」。日本ハムを超える鉄壁の外野陣をつくり上げ、4年ぶりのV奪回を狙う。
日本一の外野手陣になる事を期待したいですね!
その可能性は十分にある布陣ですが、守備だけでなく打撃のほうでも
日本一の外野手陣となってほしいです。
コンバートされた江川は活躍しだいでは1塁を守る事もあるらしいです。
今年は例年以上に各ポジションで激しい争いがありそうですね!