「2・1」の球春到来を目前に控え、西戸崎室内練習場に熱気が充満した。10年目の篠原が捕手を座らせて30球を投げ込むと、育成出身の2年目右腕の西山は変化球を交えて60球。注目の新人合同自主トレは休日だったが、ブルペンにはミットの音が響き渡った。

 「何でウチの投手陣はこんなにレベル高いんですかね。危機感ばっかりですよ」。実績はピカイチの篠原が本音を漏らした。捕手を座らせたのは2度目。「肩の状態は7割以上。もうマメも固まった」。周到な準備は危機感の裏返しだった。

 あす28日に視察を予定する杉本投手コーチは明言する。「昨季台頭した藤岡や柳瀬も完全じゃないし、食い込むすきは十分ある」。その代償として競争は激しい。「中継ぎがウチの最激戦区。早めに仕上げてこないと厳しいよ」と言い切った。

 今オフに即戦力左腕の大隣が加入し、先発候補の星野や倉野が中継ぎバトルへ参入。投手の1軍枠は通常11人から12人のため、「先発が6人と考えれば、競争は激しい」と杉本コーチ。FAの人的補償で吉武が移籍したが、5人前後のいすをめぐる厳しさは逆に増した。

 昨年3月に右ヒジ手術した山田も、前日25日に投球練習を再開。中堅の佐藤、水田、竹岡、山村らに加え、西山ら若手の突き上げも激化。杉本コーチも「横一線と考えて見極める」と強調。史上最大級の中継ぎバトルロワイヤルのゴングが、「2・1」に鳴る。
チームとして層が厚いのは大歓迎ですが、当の本人達は大変ですよね~
先発候補の星野・倉野・神内は中継ぎも出来るのがバトルロワイヤルの最大の要因でしょうね!
仮に1軍投手陣を12人とすると、先発・中継ぎがそれぞれ6人ずつ
中継ぎ6人を左右3人ずつと考えると・・・
去年の感じからすると、右は馬原・藤岡・柳瀬とすでに埋まってる状態です
逆に左は篠原・神内といったとこでしょうか?ただ、三瀬・森福・ニコースキーと控えています
さらに、以前に大隣は悪くても2軍に落とさないと言ってたので
先発失格となると大隣も中継ぎ争いに参戦です
キャンプからのアピールでこの形からどう変わるのか!?
まさしくバトルロワイヤルですね!
どの投手も年間通して投げたいという思いもあるでしょうが
これだけ控えているのだから、首脳陣は疲れが見える投手は休養させ
常にブルペンは元気な状態にしていれば先発投手も初回から思いきって投げる事も出来ると思います