「江夏2世」デビューは2・27−。福岡ソフトバンクの希望枠ルーキー大隣憲司投手(22)のオープン戦初登板が、2月27日の西武戦(ヤフードーム)となる可能性が出てきた。17日、帰京した王貞治監督(66)は大隣の登板予定について、宮崎で行われる2月24日のオープン戦開幕試合ではなく、今年初めて本拠地で戦う西武戦を照準にするプランを披露。大隣本人も「早くマウンドと雰囲気に慣れたい」と、大観衆が見守る中でのお披露目へ意気込みを見せた。 満を持してホームの大歓声の中へ送り出す。王監督は期待の152キロ左腕・大隣のオープン戦初登板を、ヤフードームで飾らせる計画を温めていた。「福岡で何試合かあるんだろう? 最初(オープン戦開幕試合)は放らせずに、そこでね」。宮崎では24日の西武戦と25日の巨人戦(練習試合)が予定されているが、Xデーは2月27日。ヤフードームでの2007年初ゲームとなる西武戦だ。 杉本投手コーチも「オープン戦の最初はない」と断言した。地方球場とはいえ独特の緊張感のある“開幕戦”を避け、なおかつ公式戦となれば毎試合3万人超を集める本拠地の雰囲気を、早く体験させる狙いがある。 大隣は左肩炎症で昨年10月以降、本格的な投球から遠ざかっている。このため王監督は「状態を見ながらだけど」と慎重だが、「最低条件をクリアすればその辺(本拠地での試合)になる。ヤフードームの初戦で放らせるか? 」と、報道陣に意味ありげな笑みを振りまいた。 構想を報道陣から伝え聞いた大隣も願ったりかなったりの表情だ。「初めはお客さんの多さに緊張すると思うので、早く慣れたい。早いうちにどういうマウンドか感覚をつかんでおきたい」。西武戦から3月2日の楽天戦までの4試合いずれかで投げれば、中6日で再びヤフードームでの試合に登板可能だ。 過去、開幕ローテ候補と位置づけられた寺原、杉内、新垣は注目度の高い巨人戦でオープン戦初登板。大隣も同3、4日の巨人戦でデビューとなれば、ライバル金刃との「希望枠対決」になる可能性もある。「あいつも順調なら1軍スタートでしょう。もし対戦すればプロでもいい戦いをしたい」。入寮前の4日、地元京都のテレビ番組にそろって出演し飛躍を誓い合った。早々の再会にも燃える要素はあるが、対決は交流戦での“とっておき”になりそうだ。 この日は「ぼちぼち履いて慣らしておこう」と新調したポイント式の軽量スパイクをおろし、30−40メートルの距離で強めのキャッチボール。第3クール初日の22日は近大の試験で欠席することもあり「(今クール最終日の)20日に投げてから行こうと思っています」とブルペン解禁日も設定した。スタンドを埋めるファンを脳裏に浮かべながら、背番号28の鼓動は高まっていく。まぁ、いずれはいろんな球場で投げますが
最初はドームでっていうところが期待の現われでしょうか!?
金刃との希望枠対決も個人的には見たいです。
今年の戦力を見極めるオープン戦ですが、まずはキャンプを楽しみましょう♪