松中が決意の無休宣言-。福岡ソフトバンクの松中信彦内野手(33)が15日、今季の目標に「144試合フルイニング出場」を掲げた。胃の全摘手術を乗り越えた王貞治監督が再びユニホームに袖を通すシーズンとあって、4年ぶりのV奪回へ全試合1イニングも欠かさずグラウンドに立ち続ける覚悟だ。そのため、2年ぶりとなる一塁守備への挑戦も明言。一塁、左翼、指名打者の3ポジションを視野に入れ、先頭に立ってチームを栄光へ導く。 ■全戦出場なし 栄光までの道のりを100%体感する。松中はグラウンドから片時も離れず、V奪回のけん引役を背負う覚悟だ。「王監督があれだけのすごい病気を克服して、今年もユニホームを着てくれる。優勝はボクらの義務でしょう。全試合出ることがチームのプラスになるようにしたい」。端々に熱い気持ちを散りばめながら、思いのたけを一気にまくし立てた。 1999年から昨季まで8年連続で120試合以上に出場。ホークスの歴史を肌で感じてきた主砲だが、全試合出場の経験は1度もない。しかも昨季より8試合増えたシーズン144試合でのフルイニングとなればハードルは高いが、充実のプロ11年目は新たな偉業へ挑戦する意欲に満ちあふれている。 ■3ポジション “切り札”は2シーズンぶりの一塁への復帰だ。昨季はDHもしくは左翼が定位置だったが、ズレータの退団で一塁が空白となった。「一塁を守る準備はします。自分が守ることでプラスになるかは分からないが、わがままばかり言ってられない」。05年4月9日の西武戦以来の一塁復帰を視野に入れ、チーム事情によって、一塁、左翼、DHの3ポジションに対応する構えだ。 先輩への負担も軽減させる。右ひざに故障歴のある小久保が、シーズン通して戦いやすい環境をつくることもリーダーの役目と自覚。「小久保さんにも全試合出てほしいけど、サードでは難しい場合もある。そのときは小久保さんが一塁、僕がDH、レフトに回ることもできる」。優勝への最短距離を駆け抜けるためなら“何でも屋”になる覚悟も辞さない。 ■3年で「6冠」 過去3年間で打撃主要3部門(本塁打、打点、打率)の6冠を獲得。球界随一の打者が個人タイトルへのこだわりも捨てる。3年間味わってきた喪失感を払しょくするためだ。「この3年間、タイトルを取っても気分よくオフを迎えられなかった。(首位打者に輝いた)昨年もそう。やっぱり優勝した年じゃないと充実感がない」。 グアムでの自主トレでは若手と同じメニューに取り組むとともに、彼らへの助言も欠かさない。「3人とも1軍を狙える選手。チャンスはある」。チーム力アップに不可欠な若手の台頭も全力でサポートしている。常夏の島で誓った勝利への自己犠牲スピリット。その気持ちがチームを包み込んだとき、福博の街に満開の笑顔が広がるのは間違いない。1塁も守る事で、いろいろな組合わせが考えられるようになるので歓迎です
仮にファーストが松中、サードが小久保、ショートが川﨑となると
セカンドに入る選手はなんともいえないプレッシャーがあるでしょうね(汗)
逆に投手は3人もの心強い選手が近くにいるので気持ち的には楽になるでしょうね!
今年は松中にかかる負担も軽減されるので松中にも期待です!!