「61億円の男」と日米最速勝負だ! 新垣渚投手(26)が7日、西武からレッドソックスに移籍した松坂大輔投手(26)に太平洋を越えた“果たし状”だ。同級生で高校時代からライバルだったが、舞台が変わっても譲れないのはスピード勝負。プロ最速は新垣が155キロ、松坂が156キロだが、新垣は「負けられない」と闘志満々。両者ともに160キロを狙う今季、夢の大台への先着を誓った。

 巨額の値札が付いた剛腕も、新垣にとっては同級生だった。「同世代に負けるのは悔しい。特に球速は負けたくないですね」。今オフの移籍劇で入札金、年俸合わせて約120億円の値が付いた松坂に、強烈なライバル心をのぞかせた。

 「最強世代」を代表する2人だ。高校時代はともにMAX151キロで引き分け。プロ最速は松坂の156キロに1キロ及ばないが、九共大時代には同じ156キロも記録している。

 「昨季はスピードも戻ったし、速球を中心に勝負する自分のスタイルで投げられた」。9月5日の日本ハム戦で155キロをマークし、プロでの自己最速を3年ぶりに更新。球速へのこだわりがよみがえった。

 今季は日本人初の160キロが目標だ。「常時155キロを出せるようにしたい。そうすれば、160キロに必ず手が届く」。今オフは松坂も大台挑戦を明言したが、日本のプロ野球ファンに先に朗報を届けるつもりだ。

 昨年12月にはゴルフコンペでも敗れた。「絶対勝つ」と鼻息を荒くしながら、優勝を松坂にさらわれての5位。「悔しかったですよ。やっぱり負けはダメ」と本音も漏れた。きょう8日に沖縄に戻り、9日から自主トレを本格的に開始する。「球速を見ても、やってきたことは間違いない。走り込みの量を増やして、昨オフ以上に弱点の下半身を鍛える」。160キロへの課題は明確だ。

 今季のスローガンは「がむしゃら」。今オフの契約更改、虫垂炎で戦線離脱したプレーオフの悔しさを爆発させる。「最後まで力いっぱい暴れたい」。衝撃度満点の活躍で、ファンの関心を松坂から奪う。
勝負の世界では、ライバルの存在が自分を高めてくれると思うので
その意味では、この世代は球界を引っ張る選手が多いので刺激になるでしょうね!
ストレート勝負の魅力はありますが、早くても打たれては意味がないので
早くて、尚且つ球威や伸びがある球を投げれるのが理想でしょうね。
そう、考えると松坂はやっぱり世代最高の投手ですね!120億の男という評価ですからね(笑)