おぅ大隣、ナメとったらアカンで−。神内靖投手(23)が2日、希望枠ルーキー大隣憲司投手(22)の「ローテ手形」に待ったをかけた。首脳陣は大隣の開幕ローテ入りを内定させているが「先発はやりたい。こっちにも意地がある」と断言。今季も先発、中継ぎ両方でのフル稼働を誓うが、同じ京都出身の先輩左腕としてやすやすと道は譲らない。

 同じ京都出身、私生活では「面倒見ますよ」とサポートを約束しても、グラウンドでは事情が違う。王監督が「普通にやれば開幕ローテ」とお墨付きを与えた大隣を、神内は手厚く“もてなす”構えだ。「そんな簡単に(開幕ローテ入りを)やられたらたまりませんよ。ぼくらは今まで何してきとったんやということになる。先発はやりたい。プロの先輩としての意地がありますからね」

 昨季はチームで唯一、先発、中継ぎ両方での2けた試合登板を達成。今季も「自分のほかにはいない。どっちでもいけるように準備する」と献身的だが「将来的には先発1本でいきたいし、先発を狙わないと自分のレベルは上がらない」と、最初から中継ぎの一角に落ち着くつもりはない。

 トークショーでは昨季を振り返り、先発した9月7日の日本ハム戦での3回途中降板を悔やんだ。「(斉藤)和巳さんみたいに安心感のある投手になりたい。ピンチの連続ではブルペンがしんどい。先発するなら完投できるスタミナをつけないと」。中継ぎ兼任ならではの切なる実感だ。8日から鹿児島県薩摩川内市で星野と行う自主トレではランニングを徹底。それまでも京都府綾部市の実家の前にある、約100メートルの坂で走り込む。

 今オフに退寮し福岡市内で1人暮らしを始めたが、昨年の肉体改造で10キロ以上増やした体重も85キロで激増・減なく維持。「これから筋トレしていけばバッチリ」とキャンプ、オープン戦から逆算してベスト88キロまで増やす計画も万全だ。「先発、中継ぎ合わせて10勝以上したい」。大隣の壁となり、V奪回への礎となる。
確かに去年、先発した投手は面白くないですよね!?
まだプロで実績もない投手に先発の座を奪われるんですから・・・
でも、成績を残せなかったからこそ奪われるんです
去年は4本柱以外は期待を裏切り続けましたからね・・・
神内の言うように、和巳のような安心感は欲しいですね
先発の責任といわれる6~7回はある程度の数字で投げて欲しいです

神内のこの気持ちを他の投手陣も持ってくれていれば
今年の先発ローテー争いは非常に高いレベルで行われると思います
先輩の意地、見せて欲しいです!!