巨人からソフトバンクへFA移籍した小久保裕紀内野手(35)が、本拠地福岡に少年野球チームを設立することが12月31日、分かった。地域貢献と野球の底辺拡大が目的で、今年1年間を準備期間にかけて福岡市内に「小久保ジュニアチーム」を結成する計画だ。入団テストを開催して選手を募集する予定で、小久保オーナー自身がスカウトを務め、選手の選考にあたるという。巨人時代に現役選手で少年野球オーナーを務めていた桑田真澄投手にも相談済み。小久保がチームのV奪還とともに、地域の健全な青少年育成にも一役買う。
 移籍決定時に「ホークスに骨をうずめる」と宣言した決意そのままに、小久保は新年にふさわしいビッグな構想を披露した。「今回、福岡にドカっと腰を下ろすことになったし、福岡で僕がオーナーになって、ボーイズリーグの野球チームを作るつもりです」。すでに出身地・和歌山のボーイズリーグ関係者から規約を入手しており、設立に向けた準備を着々と進めている。
 王監督の胴上げとともに、小久保はもう1つの目標を抱いて福岡に戻った。「これからは地元のためになることをやっていきたい」。巨人時代、桑田が少年野球チームを所有していることに興味を持った。「桑田さんがやっているだけあって、礼儀などもしっかりして、いいチームだった。中学生は多感な時期。ただ強いだけのチームを作るのではなく、厳しさや礼儀を学ぶことで、健全な青少年育成につながると思う」。すでに桑田にもチーム運営についてアドバイスを得た。地域貢献、野球の底辺拡大が構想の根幹にあった。
 今年1年を準備期間に充てる。オーナーに就任するだけに選手の選考にも自ら足を運ぶつもりだ。「セレクションは自分も見ますよ。自分のチームですから責任を持って選手を選びます」。現時点では1学年20人前後の選手数を予定。和歌山では「小久保杯」を開催しているが、将来的には和歌山のチームとの交流戦も計画しているという。
 もちろん、自らもプレーヤーとして野球少年たちの率先垂範を果たす。「もう何が何でも日本一ですよ。王監督を胴上げする、もう1度、監督と野球がしたいということで移籍を決めた」。12月には1週間の山ごもりで自らを見詰め直し、決意を新たにした。2月のキャンプからは禁酒にも挑戦する。「優勝のビールかけを解禁に頑張りますよ」。理想的な少年野球チーム設立と4年ぶりのV奪還。その2つを小久保はファンに約束した。
福岡の地に腰を下ろす事になったので実現するんでしょうね!
野球界の底辺拡大にも大きく貢献するのも間違い無いと思います。
でも、これって野球規約とかに抵触するような事も多くて
実際に小久保が指導なんていうのは難しいんでしょうか!?
オーナーという立場なので、監督やコーチから子供に小久保イズムを伝えてもらう事になると思いますが、野球選手としての育成ではなく、人としての成長はかなり出来るのではないかと思います。
気分よくチームを設立してもらう為に、今年は優勝してもらいましょう!!