来季の巨人戦は登板回避したい!? 今季14勝の和田毅投手(25)が27日、巨人の“新戦力”に要注意警報を発した。今オフにホークスを戦力外となり、巨人に無償トレードで移籍した大道典嘉外野手(37)で、わずか4球で球種を見抜かれたエピソードも披露。この日は自らがパーソナリティーを務めるラジオ番組で共演したが、来季交流戦へ向けて「左殺し」の打撃術に加え、来季プロ20年目の超ベテランの「観察眼」を警戒した。

 「4本柱」の一角を担う左腕から珍しく弱音が飛び出した。自らの名前を冠したラジオ番組の公開収録で、和田が何度も「対戦するのが怖い」と繰り返した。視線の先にいたのは、ホークスから巨人に移籍した大道。プロ20年目を新天地で迎える打の職人だった。

 過去2年の交流戦でチームは8勝4敗。和田も2勝1敗と勝ち越しているが、ホークスを知り尽くす大道はあまりに不気味だ。「右の代打で絶対出てくるし、僕を分かっているだけに抑える可能性は低い」。左殺しの存在をまずは警戒した。

 打撃より怖いのが、相手投手の癖を簡単に見破る観察眼だ。昨季、和田も背筋が寒くなる指摘を受けた。「たった4球で全球種を当てられたんです。左手首の角度で分かったそうです」。和田は指摘を受けてフォーム修正したが、これが敵だったら…。来季巨人戦を警戒するのは当然だ。

 「自分では分かっていても、癖はなかなか直せない。すぐ修正した和田くんはいい投手だし、大したもの」。大道はかわいい後輩を一度持ち上げておいて、ドッキリ発言で反撃。「まだ教えていない癖もありますよ」。秘蔵の“未公開情報”の存在をほのめかした。

 今季までホークス一筋19年の大道だが、来季は巨人の勝利に全力を尽くす。これはプロ野球選手の義務だ。「新垣も斉藤和もそうだけど、どんな選手も癖はある」。自信を持って言い切る大道の前では、ホークス自慢の4本柱も丸裸当然だ。

 来季交流戦で巨人との対戦は4試合。過去2年の年間6試合から2試合減るが、交流戦の結果はシーズンを大きく左右する。「大道対策? やったことがないことをやるしかない」。昨季は中日、今季は巨人が大失速した交流戦。対策は十分に練り上げた方がよさそうだ。
確かにこの大道の観察眼は凄いものがありますね!!
プロ19年で培ったものだと思います。つくづくホークスは惜しい人を戦力外に・・・
ホークス一筋で長くやってきたから、ホークスの投手陣の癖がわかるのではないと思います。
和田に関しては4球でわかったと書いてますしね。
それに、癖が分かったからって打てるものではありません!これ、言い切ります。
なぜかって!?それは今年の大道の成績です。
60打数10三振、対右は.208で対左は.222です。
今年に限っては左キラーというほどの成績を残してないです。
ただ、今年は右打ちが少なかったのは気になります。
もう限界なのか、まだやれるのか・・・
どっちにしろセ・リーグなんで対戦は4度だけ。
大道の出番を作らなければ済む事だし、大道一人に打たれた所でそんなに影響しないでしょう。
ホークス戦以外でベテランの妙というものを魅せてもらいましょう!