高校ドラフト指名選手の方は上位から紹介しましたが、大・社ドラフト指名選手は下位から
紹介したいと思います。理由は単純!大隣の記事がまだ日刊に出てないからです(汗)
「大器晩成型」右腕のプロ人生が、いよいよ幕を開ける。ソフトバンクの「隠し玉」として、大学・社会人ドラフト6巡目指名を受けた福大・川頭(かわず)秀人投手(21)が、実力を開花させる。

 川頭家の3男として誕生。三人兄弟の末っ子ということもあり、幼少のころは甘えん坊だったという。「上2人が男の子だったから、3人目は女の子がほしくてね。秀人が小さいころは女の子みたいに、赤い服ばかり着させていました」。母明子さん(51)は当時を笑って振り返る。

 秀人少年が野球に目覚めたのは、小4。地元の少年野球チームで活躍していた2歳上の二男直也さん(23)の影響を受け、後を追った。「兄をいつか超えてやろうと思って…」。男兄弟ならだれもが描く「兄貴超え」。だが、秀人少年が兄の“壁”を超えることはなかなかできなかった。

 中学、高校も兄と同じ道を歩んだ。佐賀・小城高では主将でエース、4番とまさにチームの柱だった二男に対し、自身は投手と左翼を兼任。しかも3年夏の大会で渡された背番号は「7」と、屈辱的なものだった。明子さんは「主人(正孝さん)から聞いたのですが、家に帰って来て、背番号を壁に投げ付けて悔しがったみたいです。兄が1番を着けていたから、秀人も同じ番号を着けたかったんでしょう」。最後の夏は県大会2回戦敗退と、夢の甲子園出場も果たせなかった。

 アマチュア時代から全国大会出場の経験はなく、ごく“平凡”な野球人生を送ってきた。体育教師も将来の選択肢として芽生え始め、福大へ進学。だが、簡単にはプロ野球選手の夢を捨て切れず、大学2年から福岡市内のスポーツジムで肉体改造に着手した。入学当初は140キロに届かなかった直球も、4年秋には最速147キロに到達。落差の大きなフォークボールも武器に、地元ホークスから指名を受けた。

 明子さん 小学校の修学旅行で作った湯飲みに「プロ野球選手になってテレビに出て活躍する」と書いてあるんですよ。秀人は夢をかなえたんですね。

 目標としてきた兄さえ果たせなかったプロ野球選手。川頭は、自身の右腕でついに「兄超え」をつかみ取った。【石田泰隆】

 ◆川頭秀人(かわず・ひでと)1985年(昭60)3月26日、小城市出身。三日月小4年時に「三日月スラッガーズ」で軟式野球を始める。おもに遊撃手。三日月中でも軟式野球部に所属し、おもに投手を任される。佐賀・小城高では投手兼外野手として活躍するが、3年夏は県大会2回戦で敗退した。福岡大では投手に専念。右の本格派として最速147キロを誇り、4年間の公式戦通算成績は18試合4勝1敗、防御率1・93。フォークボールが武器で、69回2/3を投げ、62奪三振を誇る。遠投110メートル。181センチ、80キロ。右投げ左打ち。
今の川頭があるのも超えられなかったお兄さんの存在が大きいでしょうね!
兄の背中を追いかけながら頑張ってきた成果がプロ入りです。これからはホークスの選手の中から
となる先輩の背中を追いかけてホークスを代表する選手になって欲しいです。
あまり日の目を見てない分、肩の消耗が少ないのも魅力ですね。
遅咲きの右腕と言えば、やっぱり和巳でしょう!!
今度は和巳越えを目標にプロでも頑張って欲しいです。
ホークスの兄越え、時間はかかるかもしれませんが期待しましょう。
そして、小学生からの夢を実現させて欲しいです!!