西スポより
 松田宣浩内野手(23)が15日、「小久保式」での1軍定着を誓った。プロ2年目で全試合に出場し、本塁打王を獲得した小久保裕紀内野手(35)と同じく、2年目を迎える来季の定位置奪取を視野。3本塁打に終わったルーキーイヤーの反省から、今オフはパワーアップを目的としたトレーニングに重点を置き、2年目の飛躍を目指す。
 尊敬する先輩と同じルートをたどる。松田が「小久保式」での1軍定着に照準を合わせた。「来季は今年以上にしっかりした数字を残したい。小久保さんは2年目でブレーク? 当然、自分もそのつもりです」と意欲的な表情を見せた。

 目の前には格好の見本がある。ルーキーイヤーの94年に開幕スタメンを果たした小久保は、1年目は78試合出場にとどまり、打率・215、6本塁打、20打点。定位置獲得を期待されながら、物足りない数字に終わった。その悔しさをシーズンオフの猛練習にぶつけ、翌年に28本塁打を放ち、自身初タイトルとなる本塁打王を獲得。偉大なアーチストとしての第一歩を刻んだ。

 松田も今シーズン開幕スタメンを奪取したが、その後は三塁の守備面での課題を露呈、62試合に出場して打率・211、3本塁打、18打点と期待を裏切った。
 “進化”が問われる2年目。その準備は着実に進んでいる。「今季の経験を踏まえた上で、オフのトレーニングを行っています。下半身をしっかりしてパワーをつけたい」。秋季キャンプ終了後は母校・亜大でトレーニング。この日は西戸崎練習場で打撃、守備に約3時間、みっちり汗を流した。

 来季からは小久保、多村が新たに加入した。「パワーある先輩が入ってくることは、自分にも刺激になる」と、松中、ズレータも含めた“40発カルテット”の牙城を何とか切り崩してみせる覚悟だ。さらにレギュラー争いは激しくなる一方だが対応策も頭に入れている。「サードにはこだわりたいけど、試合に出ないと意味がない。監督がやれ、と言えば」と、一塁での出場も視野に入れていることを明かした。

 来年1月からは松中とともに、グアムでの自主トレを開始。主砲の下でブレークの下地を整える。プロ2年目に全試合出場を果たした先輩に肩を並べるには、来季の1軍定着は絶対条件。ルーキーイヤーの悔しさを乗り越え、重量打線の一角に名を連ねる。
松田のブレイクが実現すれば、30発クインテット復活も夢ではないです!!
ポジション的には1・3塁での起用は難しいものがあるので、可能性があるとするとDHや2塁と
いうことになるでしょうか!?
小久保の場合はポジションが空いていた事もあってのブレイクだったので、松田とはちょっと違うと思うので、同じ様に松田がブレイクするのは厳しいかもしれませんが、前を向いて頑張ってもらいましょう。いずれは、小久保の後継者としてホークスを引っ張ってもらう選手だと思います!!