今回は伊奈ゴジラこと伊奈龍哉です。松井に憧れこのニックネームがついたみたいです。
背番号も同じ55番ですが、これには王監督のシーズン55発も目標としている事も含まれてるみたいですよ。体だけでなく、目標も大きいルーキーです。
今高校生ドラフトでソフトバンクから3巡目指名を受けた伊奈龍哉外野手(18=近江)は、父親譲りの怪力DNAを引っ提げ、プロの世界に飛び込む。身長182センチ、体重85キロ。プロの選手の中に入ってもそん色ない体格は、父・利幸さん(38)から授かったものだ。

 利幸さんは高校時代、陸上部に所属。砲丸投げの選手として兵庫県代表に選出され、国体4位に輝いたアスリートだ。利幸さんの影響を受けた伊奈も同じ競技を選択し、中1のときに出場したジュニアオリンピックで優勝。当時のジュニア日本記録となる17・48メートルを投げ、2、3年時も全国大会で優勝と将来を嘱望された1人だった。

 中学卒業時にはすでに、身長182センチ、体重90キロにまで成長。高校進学にあたり、本格的に陸上の道に進むか迷っている伊奈に、利幸さんは「お前は室伏にはなれない」と一言。尊敬する父親に諭された伊奈は自分と向かい合い、並行して続けていた野球の世界へと引き戻された。

 高校は01年夏の準優勝など、春夏10度の甲子園出場を誇る滋賀・近江高に進学。多賀章仁監督は高校生離れした体格を誇る伊奈に当初、体が大きいだけと疑いの目を向けていたが、フリー打撃をやらせて度肝を抜かれたという。「星稜(石川)時代の松井君(ヤンキース)も見たが、飛距離や打球スピードはひけをとらない。伊奈の打球は100メートルを越えてさらに伸びていた。とんでもない選手が入って来たなと」。

 1年秋の県大会からベンチ入りすると、数々の伝説を残した。1試合4本塁打したこともあるが、中でも多賀監督が「一生忘れない」という当たりが飛び出したのは、主将に任命され、迎えた新チーム公式戦初戦。伊香高戦第1打席で、122メートルある中堅後方のバックスクリーン最上部にあてた推定飛距離150メートル弾。その後も本塁打を量産し、通算本塁打は74本を数えた。

 「目標は松中さん。将来、松中さんと4番争いをしたい。一番打つ人が4番だと思う」。アーチストとしての才能あふれる伊奈のプロ人生が、幕を開ける。【石田泰隆】

 ◆伊奈龍哉(いな・りゅうや)1988年(昭63)5月9日生まれ。兵庫・洲本市出身。由良小2年から「由良少年野球クラブ」で野球を始め一塁手。由良中1年まで「神戸中央シニア」に所属。1、3年時は砲丸投げでジュニア五輪優勝。近江では1年秋から背番号3でベンチ入り。高校通算74本塁打。50メートル走6秒1、遠投110メートル、握力80キロ。182センチ、85キロ。右投げ左打ち。
中学卒業時に182センチ、90キロです。凄すぎ!!学生割引とか止められたでしょうね(笑)
福田と同じく父親の背中を追って、陸上へ。同時に野球をやりながらジュニアチャンピオンとなる
その運動能力は凄いのだと思います。その証拠の「伝説の150メートル弾」です。
間違いなく将来のクリーンアップ候補です!福田は「打倒 川﨑」でしたが、
伊奈は「打倒 松中」です。この2人はポジションを争い、奪うと言ったのです!
今年の高卒ルーキーは言いますね!!目標は当然大きい方がいいですが、
それだけ、自分に自信もあるのでしょうね♪松中を超える大打者となる事を期待しましょう!!