西スポより

きょう28日が回答期限

来季の去就が注目される福岡ソフトバンクのフリオ・ズレータ内野手(31)が今オフ、退団する可能性が出てきた。27日、本紙の取材に対し、代理人のユージン・カサレッジオ氏が「現状では球団側の提示を受け入れられない。FA宣言するしかない」と明言。関係者によると、球団側は1年総額300万ドル(約3億6000万円)程度を提示し、きょう28日(日本時間)までの回答を求めているという。複数年契約を望むズレータ側と条件面の隔たりは大きく、交渉決裂なら、来季のホークス戦力構想に大きな狂いが生じることになる。 (金額は推定)

 来季の戦力構想が大きく崩れる可能性が出てきた。この日、代理人のカサレッジオ氏は、ホークス側との交渉が暗礁に乗り上げていると認めた上で、新たな条件提示がない限り来季の契約締結が難しいことを明かした。
 「現在、球団側が提示した条件を『取る』か『退団』かの二者択一しかない。詳しい内容は言えないが、今の条件では到底、受け入れることはできない。このままではフリーエージェント(FA)になるだろう」。ホークスの独占交渉権は今月30日まで。以降はFA宣言し、ズレータに興味を示す日米の各球団と交渉する考えを示唆した。
 関係者によると、ホークス側は出来高払いを含む1年総額300万ドル(約3億6000万円)程度を提示し、きょう28日(日本時間)までの回答を求めているという。今季まで2年総額3億円の契約を結んでいたズレータは、来季以降も複数年契約を希望しており、隔たりは大きい。

 さらに、2年契約の1年目だった2005年、ズレータは131試合に出場し、すべてリーグ2位の打率・319に43本塁打、99打点をマークした。その年オフには、ズレータ側の要望もあり、球団側は契約内容の見直しに着手。貢献に報いる形で06年の年俸(1・5億円)は据え置いたまま、出来高部分を変更し、総額3億円程度に“昇給”させた。
 ズレータ側から見れば、今回の球団提示は今季年俸からの“微増”と映っても仕方がない。カサレッジオ氏によると「条件を聞いた瞬間、ズレータは気落ちした様子だった。『本当に自分は必要とされているんだろうか』と悩んでいた。彼の立場なら当然だろう」と、気持ちを代弁した。

 05年に2年総額15億円で獲得したバティスタや、今季、2年総額5億円のカラスコはいずれも契約を1年残して解雇。そんな失態続きの外国人獲得に関し、球団は今季から基本的に1年契約とする方針に転換した。「今後とも『組みやすし』と思われてはいけない」(球団幹部)との“お家事情”もあり、譲歩の余地は少ない。

 角田球団代表は「交渉中で詳細は言えないが、出来高を含め、誠意は尽くしている。最大限の評価はしている。見直し? 基本的には1年契約でいきたい」と話した。
 いずれにしろ、ズレータが退団となれば、4年ぶりの日本一奪回を狙うホークスには大きな痛手だ。王監督も26日に「必要な戦力。早期決着が望ましい」と発言。球団が求める回答期限はきょう28日。独占交渉権のタイムリミットとなる30日まであと3日。全力で引き留めるしかない。
この強気の交渉はズレータ残留の可能性は無いと思ったほうがいいみたいですね・・・
なぜ、実績のあるズレータに単年じゃないとダメなのかが分からないです。
小久保が帰ってきて、来年こそ優勝だ!と盛り上がってたのに・・・
今年はようやく主力が出て行かない年だと思ってたのに・・・